レンズを接着剤で貼り合わせていないエアーギャップタイプのアクロマティック集光レンズです。同軸落射観察系を内蔵した532nm高出力レーザ加工機の集光レンズとして使用されています。
レンズ設計による最適化で、532nmを中心に広い波長域で色収差が補正されています。焦点距離60mm以上のレンズでは、レーザコリメート光をほぼ回折限界のスポット径に絞り込むことができます。レンズに反射防止膜コートが施してあるので、反射による光量の損失が小さく、効率良くビーム集光ができます。レーザ加工による飛まつからレンズを保護するため、別売の保護ガラスが装着できます。集光レンズを固定するための専用レンズホルダー(LHF-M34-30)をご用意しています。※集光レンズは無限遠にある物体を焦点に結像させる場合、または、点光源を平行光にする場合にご使用ください。※近距離の結像などに使用した場合、十分な光学性能が得られません。※集光レンズには光を入れる向きがあります。※必ず上側(鏡筒側面の刻印を正立に見て)から平行光を入射させてください。※逆にすると色収差や球面収差が大きくなり、集光スポットが大きくなったり、像がボケて見えることがあります。※指定波長域以外で使用した場合、色収差が大きくなり、透過率も悪くなる可能性があります。※高出力レーザで使用する場合や熱が出る光源の近くで使用する場合、集光レンズが高温になり、集光レンズの焦点距離が変化する可能性があります。※長時間照射する場合は、放熱対策が必要になります。※集光スポット径を小さくしたい場合は、入射ビーム径(1/e^2)が集光レンズの有効径の約半分になる大きさまで広げてご使用ください。