fθレンズはガルバノミラーやポリゴンミラーを使って、レーザビームを2次元走査する場合に使用するレンズです。バーコードリーダーやレーザマーキング、レーザ微細加工などに使用されています。
ガルバノミラーなどのミラーの等速回転運動を、レンズのディストーション効果を使って、焦点平面上を動くスポットの等速直線運動に変換します。焦点平面に対して、垂直に照射できるテレセントリックタイプもご用意しています。YAGレーザの基本波(1064nm)と高調波(266nm、355nm、532nm)、およびCO2レーザ(9.3〜10.6μm)用のfθレンズをご用意しています。※fθレンズは走査式の光学系用に設計されているため、結像系への利用はお薦めできません。※ビーム走査系(ガルバノミラー)はfθレンズの入射瞳の位置に合わせて配置してください。※ビーム走査系が入射瞳の位置にない場合は、収差が大きくなり良好な集光スポットが得られません。