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キャスターの車輪材質/形状の種類と特長

キャスターとは

ものの下部に取りつけて、その移動を容易にしてくれるのが「キャスター」です。キャスターは、その主要部である車輪だけでなく、いくつかのパーツに分かれて構成されています。

1:センターピン

キャスターとものを固定する際に使用する中央のピンです。

2:取付座

キャスターとものが直接接面する部分のことをいいます。

3:フォーク

取付座から車輪へと繋がる部分のことをフォークといいます。フォークと車輪の間に埃などが詰まると、キャスターが動きにくくなるため注意しましょう。

4:シャフト

フォークと車輪の接合部分のことをいいます。

5:車輪

キャスターのタイヤ部分を車輪といい、車輪の内側部分を芯金といいます。

6:ストッパー

キャスターを固定し、動かない状態にキープするために使用します。

このように、さまざまな部品が一つになってキャスターを構成しているのです。

キャスターとは

車輪の種類と特長

キャスターの車輪部分にはさまざまな素材が使用されており、その材質によって以下のような特長があります。

車輪の種類と特長

1:ゴム

車輪に用いられる材質の中でも、最も一般的なのがゴムです。ゴムの車輪は弾性や静音性に優れているという特長があります。デメリットとしては、ゴムのため摩擦が強く始動性が低いのと、耐油性や耐候性には弱くなります。

2:ナイロン

ナイロンの車輪はなんと言っても、その強度が特長です。また、ゴムに比べ摩擦が少ないため始動性も抜群です。耐油性、耐候性にも優れているため、ゴムと対照的な特長があると言えます。

3:MCナイロン

通常のナイロンにさらに高耐熱、高耐久を備えた、モノマー注型ナイロンです。

4:ウレタン

ゴムとナイロンのそれぞれの長所を取り入れた材質です。欠点が少ないのが最大のメリットです。

5:フェノール

表面硬度が非常に高く、とにかく硬くそして耐熱性に優れているという特長があります。デメリットとしては、その硬さ故に弾性は低くなります。

6:エラストマー

弾性があり、また動かした際の床面に対する汚染が少ないという特長があります。

7:イモノ

耐荷重、耐熱性、耐寒性に優れている材質です。デメリットとしては、防錆処理が必要な点です。

キャスターの形状と軸受の種類と特長

1:プレート式

プレート式はその形状によって平付けプレート型と、コーナー型の2種類があります。どちらについても、取り付けが台座のため、ある程度の荷重まで耐えられるため、幅広い用途で利用されています。また、取付部にペアリングがついていると、旋回する際にとてもスムーズになります。

プレート式

プレート式キャスターの取付ねじは、取付穴径(P)よりもワンサイズ小さく、取付方法や場所に適したものをお選びください。

例)木材厚:25mm、キャスタープレート穴径:9mmの場合⇒タッピンねじのM8×20mm

2:ねじ込み式

取り付けするもの本体に対して、キャスターの突起部分をねじ込む形で使うタイプです。プレート式よりも、取り付け面が小さくても対応が可能です。また、ねじ怪のバリエーションも豊富にあります。

ねじ込み式

3:差し込み式

形状はねじ込み式と似ていますが、取りつける相手方にも、別売りのソケットを取りつける必要があります(ボス型)。また、パイブに差し込んでレンチで六角部分を回して取りつけるタイプをプラグ型といいます。

差し込み式

キャスターの積載荷重について

キャスター自体の積載荷重は、キャスターを4つ使用した場合、1個あたりの許容荷重は次のような計算式となります。

1個あたりの許容荷重(daN)×4個×0.8

キャスターの使用速度について

キャスターの使用速度は、車輪の怪の大きさによって次のように変わってきます。

車輪径 使用速度
75mm以下 2km/h以下
100mm以上 4km/h以下

※上記速度は目安です

なお、これら使用速度はあくまで目安ですので、その時の使用環境によって実際の速度は変わってきます。

車輪交換について

キャスターの車輪は、劣化しやすいため一定周期で交換が必要になります。車輪を交換する際には、どれでも取りつけられるわけではないため、最低限以下の点について注意しましょう。

  • 車輪の外径の寸法
  • 車輪軸怪とシャフト怪が一致しているかどうか
  • キャスターの場合は、金具の取付巾と車輪ボス巾が一致しているかどうか
  • 車軸の場合は、車軸の取付巾着と車輪ボス巾が一致しているかどうか

車輪を交換する際には、最低限これらについては確認するようにしましょう。

※キャスターによっては、車輪を交換できないタイプもございますので、ご確認ください。

使用上の注意点

キャスターを使用する際の一番の注意点は、使用する場所の「傾斜」です。基本的にキャスターは平坦な場所での使用を前提としているため、たとえストッパー付きのキャスターだとしても、坂道など傾斜がある場所での使用は極力避けるようにしましょう。また、ストッパーについては、走行中に操作すると急ブレーキがかかるため大変危険です。停止中にストッパーをかけた場合でも、安全のためできる限りその場から離れないようにしてください。ちなみに、キャスターは側面からの外力に弱いため、側面からの衝撃にも十分注意しましょう。


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