誘導灯の種類と特長 【通販モノタロウ】

誘導灯の種類と特長

誘導灯とは、避難口や避難方向を示すための照明設備のことです。この誘導灯を通路に正しく設置しておくことで、万が一の災害時に迷うことなくスムーズに非難ができます。種類ごとの特長や設置方法を把握し、正しい位置に適切な誘導灯を設置しましょう。

誘導灯とは

災害などの際に自動的に点灯し、避難をしやすくするのが誘導灯の役割です。 人の多く集まる場所では設置が義務付けられており、普段は常用電源で点灯していますが、バッテリーが内蔵されているため、災害時には非常用電源に切り替わります。避難する方向は、ピクトグラムを照らす照明で暗闇でも見えるようになっており、その指示通りに進んでいくと安全な屋外に避難できます。

誘導灯は「消防法施行令第26条」や各地方自治体の火災予防条例などにより義務付けられ、設置する場所や大きさなども詳しく規定されています。設置が義務化されている建物は、劇場や映画館、病院といった不特定多数の人が出入りする場所です。 ほかにも、共同住宅や工場、避難や消防活動が困難となる地階、建物の11階以上などでも誘導灯を設置する必要があります。ただし、工場や事務所も多くの人が集まりますが、日常的に出入りし、建物内の構造を把握できていることが多いため、誘導灯の設置義務は緩和されています。

なお、誘導灯の設置義務に違反した場合、使用停止命令などを受けた違反者に対しては、懲役3年以下・罰金300万円以下が科せられます。使用停止命令を受けた違反法人に対しては、罰金1億円以下が科せられるため注意しましょう。

誘導灯の種類(避難口誘導灯・通路誘導灯)

誘導灯には、避難口のみが書かれた表示、避難口と避難方向の両方が書かれた表示の2種類があります。

形状と大きさ

誘導灯は、A〜C級の3つに分かれています。それぞれの特徴は以下の通りです。

  • A級:大きさは40cm角、高輝度は40形、従来型は大型(40W×2)です。
  • B級:大きさは20cm角でBH形とBL形の2種類があります。BH形の高輝度は20A形、従来型は大形(40W×1)、BL形の高輝度は20B形、従来型は中形(20W×2)です。
  • C級:大きさは10cm角、高輝10形、従来型は小形(10W×2)となります。

従来型の誘導灯は大形・中形・小形の3種類に分けられ、内蔵している照明器具が直管蛍光灯となるため、横長形状で大きなものです。 旧式のものは、長時間の使用による蛍光灯の熱の影響を受けやすいですが、現行のA級・B級・C級はLED電球なので、熱で変色する恐れがありません。そのため、現在旧型の誘導灯を使用しており、改修などで新しくする場合には、LED誘導灯に交換するのが良いでしょう。

設置基準

誘導灯は一般型、点滅式誘導灯、誘導音声付加型誘導灯など種類があります。不特定多数の人が出入りする場所では点滅誘導灯を設置し、ホテルでは音声付加型誘導灯を設置しなければなりません。映画館のように営業に支障がある場合は、上映中のみに限り消灯が許可されています。

避難口誘導灯の設置場所は、屋内から直接地上へ通ずる出入口、直通階段の出入口、非難口に通ずる廊下または通路に通ずる出入り口、避難口に通じる廊下または通路に設置する直接手で開けられる場所です。

通路誘導灯の場合は、曲がり口、主要な非難口に対する有効範囲内、廊下または通路の各部分を通路誘導灯の有効範囲に包含するように設置、通路誘導灯間の設置となります。

点滅・誘導音声付加型誘導灯の設置は、屋内から直接地上へ通ずる出入口、直通階段の出入り口です。また、自動火災報知設置の感知器を連動して起動させなければなりません。音声警報装置付きの非常放送装置とあわせて使用する場合、誘導灯の中心から離れた場所で70dBに調節する必要があります。

<まとめ>

避難灯は消防法などにより設置が義務付けられているため、不特定多数の人が多く出入りするような建物には正しく設置しておかなければなりません。避難灯にも種類があり、それぞれの設置する距離も異なります。また、新旧によっても電源や大きさが異なるため、リニューアル時にも設置場所を確認するようにしてください。


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