面ファスナーの名称とくっつく原理 【通販モノタロウ】

面ファスナーのくっつく原理

面ファスナーは、アウターのポケットの部分や、カバンなどにも付けられています。簡単に付けたり外したりすることができ、繰り返し接着できるのが特長です。この面ファスナーはどのような原理でくっつけることができるがご存知でしょうか? この名前の由来や、面と面を付ける原理をご紹介します。

面ファスナーとは

面ファスナーとは、一般的にマジックテープと呼ばれるものです。マジックテープは株式会社クレラの商標で、1960年から製造・販売しています。性質の異なる2種類のシートが対になり、それぞれの面を合わせることで接着させることが可能です。またこのアイテムは面を活かした使い方ができ、衣類の一部として機能させることもできます。そのため衣類のポケット、ファスナー部分などに採用されるケースが多いです。

そして面ファスナーは一般的な衣類の使用だけに留まらず、戦闘服や宇宙服、特殊スーツにも採用されています。面ファスナーは汗や埃の影響を受けにくく、通常のファスナーのようにつまみが破損してしまう恐れがありません。あのアポロ宇宙船では宇宙服に採用される以外にも、船内の物を壁に固定するためにも使われたといわれています。

面ファスナーが誕生し認定されたのは、1955年のことです。スイスのジョルジュ・デ・メストラスがアルプス登山をした際に、野生ごぼうの実が衣類にくっつくのを見て研究をはじめました。そしてスイスにVelcro S.A.が設立され、ベルクロという名前で生産を開始しています。ちなみにベルクロも商標で、現在はアメリカを拠点としたベルクロUSA社の商品として販売されているのが現状です。

面ファスナーの材質には、ナイロンやポリエステルなどの化繊が使われます。そのため熱に弱く、アイロンを当てると変形して接着力が弱くなってしまうので、熱を持ったアイテムは近づけないようにしましょう。また面ファスナーの構造上、糸くずなどが付着しやすく、接着力を維持する定期的な手入れが必要です。たとえば洗濯の際には面を止めて洗濯ネットに入れると、糸くずが付着するのを予防することができます。ちなみに長期間使用していてフックやループが損傷してしまった場合は、新しいものと交換する必要があるので備えておくとよいでしょう。

くっつく原理とフック/ループについて

面ファスナーがくっつくのは、一方の面に細かいフック(鉤)が並び、もう一方には細かいループ(輪)があって、お互いにひっかかったり外れたりするからです。フックとループと呼ばれる面の名称にはそれぞれ別の呼び方もあり、触るとチクチクするフックを別名A面またはオス、ふわふわしているループを別名B面またはメスと呼びます。

くっつく原理とフック/ループについて

さらに面ファスナーにはいろいろな構造が使われています。たとえばフリーマジックは1面でフックとループの両方の働きを持ちますが、フックはループよりも低くすることで生地同士が痛まず、糸くずやゴミが付かない構造です。一方でマジタッチやマジックハードはフックの部分がマッシュルーム形をしており、ひっかかると容易に外れないようにできています。

また、フックが矢尻形となり強力に結合するものや、両面がマッシュルーム形となり、両方の頭と頭を合わせて押し込んでかみ合わせるものなどがあります。

このように面の構造が異なる面ファスナーを選ぶにあたっては、強度別に選ぶこともできます。ハードやソフト、超ソフトといった分け方をするときには、どれだけ接着力を高くするかで比較しておきましょう。面ファスナーにも種類があるので、まずはどこに使うかで使い分けてみてください。

ちなみに面ファスナーは幅広い分野でも使用されており、日常生活でも何度か使ったことがある方も多いでしょう。面ファスナーには一般的な片方にフック、もう一方にループと分かれているものだけでなく、強度を高める構造のもありますから、用途により使い分けることをおすすめします。面ファスナーは衣類に使用する方法や、テープ状にして物を固定するやり方、靴やカバンなどの道具にも活用することが可能です。


『結束具(面ファスナー、モール、ベルト)』に関連するカテゴリ