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溶接ナット(ウェルドナット)の種類と特長

溶接ナットは、その名の通り溶接によってナットを取り付けるのに使われる工業部品です。溶接によりつけられていることから安定性が高く、ナットを利用しての脱着もしやすいですが、種類が複数ありそれぞれで特徴が微妙に異なります。最適な溶接ナットを使用できるように一通りの種類について覚えておきましょう。

溶接ナット(ウェルドナット)とは

自動車のボディシェルのように、金属の板を複数合わせた構造を持つものには、接続用のナットが必要です。しかし、薄い金属板はタップが切れないため、他の部品同士をつなぐ方法がありません。溶接ナットは、金属板に溶接するもので薄版にも利用でき、一度取り付ければ他の部品との脱着もしやすいのが特徴です。

また、溶接ナットには角の数や形が異なる複数の種類があり、それぞれで特徴が異なります。穴の大きさはもちろんですが、耐久性や溶接のしやすさも変化するため取り付ける金属板の厚さや大きさに応じて選ぶことが必要です。

種類

溶接ナットには、主に「六角」、「四角」、「T型」の3種類が使用されています。それぞれの特徴は下記の通りです。

  • 六角溶接ナット
  • 六角溶接ナット

3方向に飛び出した足を母材に溶接をするナットです。溶接しやすく作業性が高い一方で、3点での溶接のため安定性は他の溶接ナットに少し劣ります。

パイロット(突起)を下穴にはめ、ナットの位置決めをしてから溶接できます。

  • 種類
  • 1A形:パイロット付(P付)
  • 1B形:パイロット無(P無)

  • 四角溶接ナット
  • 四角溶接ナット

4方向に飛び出した足と母材を溶接して使用します。六角に比べると作業性はやや劣りますが、安定性は高く使いやすいナットです。また、六角のものも四角のものも、下穴にはめてナットの位置決めをしたうえで溶接できるよう、パイロット(突起)が付いているものもあります。

  • 種類
  • 1C形:パイロット付(P付)
  • 1D形:パイロット無(P無)

  • T型溶接ナット
  • T型溶接ナット

フランジが付いており、溶接面積の広いナットです。溶接面積が広い分、作業には手間がかかりますが、取り付けたあとは振動にも強く安定性も高くなっています。こちらは、パイロットの代わりにダボが付いているものがありますので、位置決めに利用しましょう。

  • 種類
  • 1A形:P付ダボ付
  • 2A形:P付ダボ無
  • 1B形:P無ダボ付
  • 2B形:P無ダボ無

<まとめ>

溶接ナットは薄版に接続箇所を設ける際に役立ちます。板同氏を溶接しなくとも済むため、脱着がしやすく大きな構造物には多くの溶接ナットを取り付けるのが主流です。それだけに大量に使うケースも少なくありませんので、購入時にはどういった形状の溶接ナットが最適かを十分に検討して選ぶようにしましょう。