残留塩素計の使い方と試料水の条件
残留塩素計
水道水、受水槽、プールなどの残留塩素濃度測定器です。

特長
- 水道水、受水槽、プール、調理用水、浴場における残留塩素濃度測定をします。
- 測定の前に校正が必要です。
校正:測定前に基準値を装置に覚えこませる作業のことです。
温泉水も測定可能です。通常試薬では測定不可能なカルシウムやマグネシウムが含まれているサンプルも測定可能です。(専用試薬:別売)
試料水条件
0~45℃、pH3~11、濁度2以下(無色透明が望ましい)の水。二酸化塩素、オゾン、臭素、ヨウ素が含まれていると、その濃度に関らず測定を妨害します。鉄、マンガンなどの金属イオンが含まれていると測定を妨害することがあります。
- 次のような水質(成分)のものは測定できません。
- アルコール・溶媒・海水・油分を含むもの。
商品が生まれた背景
2002年の改正水道法で、学校、病院、宿泊施設、ビルの受水槽など、1日20m3を超える水を供給できる施設は、残留塩素を測定しなければいけません。また、レジオネラ菌が話題になり、循環式浴槽では、塩素系薬剤を投入して消毒しているので、その確認のために測定します。このような市場のニーズにより製品が生まれました。
- 測定サンプルが測定範囲内(0.00~2.00mg/L)であるかどうかを確認してください。
- 測定サンプルが測定可能なものかを確認してください。(上記の試料水条件参照)
ココミテvol.2より転載