金型用ばねの特長
プレス金型に用いるコイルバネです。

特長
自動車・電機・他各種プレス部品を製作するために、プレス金型(総抜き型・穴抜き型・曲げ型他)を製作しますが、その金型の構成部品の一つとして使用されています。
各工業会規格に基づいて厳重な品質管理下で製作されており、高応力、高速振動、耐熱性に優れた効果を発揮し金型の小型化、長寿命化に役立ちます。

荷重別スプリング種類
スプリングには、軽少荷重(F)、軽荷重(L)、中荷重(M)、重荷重(H)、極重荷重(B)の5種類があります。
セット状態

スプリングをセットする時は少しでも押している状態(初期圧がある状態)でセットすることをおすすめします。
ばねの使用回数と圧縮比の関係
種類 | 使用回数 | ||
---|---|---|---|
100万回 | 50万回 | 30万回 | |
軽少荷重F | 自由長の40.0% | 自由長の45.0% | 自由長の50.0% |
軽荷重L | 自由長の32.0% | 自由長の36.0% | 自由長の40.0% |
中荷重M | 自由長の25.6% | 自由長の28.8% | 自由長の32.0% |
重荷重H | 自由長の19.2% | 自由長の21.6% | 自由長の24.0% |
極重荷重B | 自由長の16.0% | 自由長の18.0% | 自由長の20.0% |
- スプリングの選び方は、
①使用荷重(N)(kgf) ※1kgf=9.8N
②ばね外径(mm)×自由長(mm)
③使用回数(○万回)
④たわみ量(mm)
の4点で決めてください。 - 30万回を超えるたわみで使用すると破損の原因になります。
ココミテvol.2より転載