安全靴・プロテクティブスニーカーの形状・甲被の素材・足幅の測り方
安全靴とは
安全靴とは日本産業規格JIS T 8101に合格し、規定された安全性を満たした靴のことです。
安全靴は素材の耐久性、表底のはく離抵抗など、プロテクティブスニーカーよりも厳しい基準をクリア安全性・耐久性を重視するハードな現場ではJIS合格安全靴を着用しましょう。
詳細はこちら(JIS合格安全靴・プロテクティブスニーカー規格について)
JIS(日本産業規格)合格品【安全靴】
※JIS T8101の場合
(1)定められた材料を使用している
(2)JIS認可工場で製造
(3)完成品性能をクリアしている
作業区分
- 鉱山・鉄鋼作業など
- 超重作業用(U)
- 重作業用(H)
- 機械・電気・石油作業など
- 普通作業用(S)
- 倉庫内軽作業など
- 軽作業用(L)
形状
- 短靴
- 形状:くるぶしまでの短い靴
- 特長:着脱が簡単で汎用的
- 作業:一般的な作業全般
- 中編上靴
- 形状:くるぶし隠すくらいの長さの靴
- 特長:短靴と比べ土砂や水、異物、溶接火花等が靴の中に入りにくい
- 作業:運搬作業・台車運搬作業・溶接作業
- 長編上靴
- 形状:スネ部までの長い靴
- 特長:ズボンの裾を収納し引っかかりを防止する
- 作業:保線作業・建築物解体作業・土木作業・高所作業
- 半長靴
- 形状:スネ部まで長さで紐なしの筒状
- 特長:靴の着脱が容易なので脱ぎ履きが頻繁な現場に適している
- 作業:溶接作業・土木作業・建築作業・建築物解体作業
甲被の素材
- クラスⅠ(CⅠ)
- 革製の甲被+表底
- 革製で厚さ1.50mm以上
- クラスⅡ(CⅡ)
- 総ゴム製(加硫式)又は総高分子材料製(一体成型式)
- 水に濡れる現場などで使われる。
プロテクティブスニーカー規格
プロテクティブスニーカー規格(JSAA規格)
プロテクティブスニーカー規格(JSAA規格)は公益社団法人日本保安用品協会が制定する一定の安全性能や耐久性を有する作業靴の規格です。
カラフルでスタイリッシュなデザイン、通気性に優れ軽量なものが多く、安全靴ほどの安全性・耐久性を必要としない現場、軽量物を運ぶ作業などにおすすめです。
- 詳しくはJIS合格安全靴・プロテクティブスニーカー規格についてをご確認ください。
作業区分
- A種(普通作業用)
- B種(軽作業用)
形状
- プロスニーカー®
スニーカータイプ(主に短靴) - プロブーツ®
スニーカータイプ以外(主に長靴)
素材
人工皮革・合成皮革・編物・プラスチック製が主流で、多様なデザインがあります。
サイズの測り方
足幅の測り方
足長は「かかと」から「つま先」までの長さです。なお、このとき「つま先」はもっとも長い足指の先端までを指します。
メジャーを当てる位置は、親指の付け根の一番出っ張っているところと、小指の付け根の一番出っ張っているところです。そこからぐるりと一周回して測ってください。メジャーが斜めにずれないように注意しましょう。
計測した二つの数字と、サイズ表を見比べてサイズを確認します。たとえば男性で足長26.5cm、足囲260mmだった場合、測定値の上位の近似値264mmで足幅3Eとなり、適応サイズは26.5 3Eです。
※このEの数が多い程、足の幅が広いタイプになります。
女性用 | ||||
---|---|---|---|---|
足長(cm) | 足囲(mm) | |||
表示 | E | 2E | 3E | 4E |
19.5 | 207 | 213 | 219 | 225 |
20 | 210 | 216 | 222 | 228 |
20.5 | 213 | 219 | 225 | 231 |
21 | 216 | 222 | 228 | 234 |
21.5 | 219 | 225 | 231 | 237 |
22 | 222 | 228 | 234 | 240 |
22.5 | 225 | 231 | 237 | 243 |
23 | 228 | 234 | 240 | 246 |
23.5 | 231 | 237 | 243 | 249 |
24 | 234 | 240 | 246 | 252 |
24.5 | 237 | 243 | 249 | 255 |
25 | 240 | 246 | 252 | 258 |
25.5 | 243 | 249 | 255 | 261 |
26 | 246 | 252 | 258 | 264 |
26.5 | 249 | 255 | 261 | 267 |
27 | 252 | 258 | 264 | 270 |
男性用 | ||||
---|---|---|---|---|
足長(cm) | 足囲(mm) | |||
表示 | E | 2E | 3E | 4E |
20 | 213 | 219 | 225 | 231 |
20.5 | 216 | 222 | 228 | 234 |
21 | 219 | 225 | 231 | 237 |
21.5 | 222 | 228 | 234 | 240 |
22 | 225 | 231 | 237 | 243 |
22.5 | 228 | 234 | 240 | 246 |
23 | 231 | 237 | 243 | 249 |
23.5 | 234 | 240 | 246 | 252 |
24 | 237 | 243 | 249 | 255 |
24.5 | 240 | 246 | 252 | 258 |
25 | 243 | 249 | 255 | 261 |
25.5 | 246 | 252 | 258 | 264 |
26 | 249 | 255 | 261 | 267 |
26.5 | 252 | 258 | 264 | 270 |
27 | 255 | 261 | 267 | 273 |
27.5 | 258 | 264 | 270 | 276 |
28 | 261 | 267 | 273 | 279 |
28.5 | 264 | 270 | 276 | 282 |
29 | 267 | 273 | 279 | 285 |
29.5 | 270 | 276 | 282 | 288 |
30 | 273 | 279 | 285 | 291 |
作業時に着用する靴は、規格によって厳格に性能を担保された、JIS合格安全靴・プロテクティブスニーカー規格(JSAA規格)を自分の使用する現場にあわせて着用することが大切です。