三恵社の人文/思想/文学

本書は「ジョン・ダン」に関する論文を集録したもの。日本であまり研究されていないダンの散文を取り上げ、説教研究に至っている。

近代日本のキリスト教研究の研究方法の理論的深化への試みとその方法の具体的な適用例の提示。

著者張洛霞の半生を綴った中国語版自分史。

アダムスミスの人間や社会を見る豊かな目、時代の問題を根底から全体として捉えようとする目を大事にしつつ、アダムスミスの人間像と社会像の研究を中心に、その周辺の思潮や経済社会像の研究成果の一部をまとめた一冊。

『「ハムレット」のテキストにおけるパッセージの異同に関する研究』論文の書籍化。

エリザベス朝演劇の黄金期をシェイクスピアの作品論と一次資料を駆使した歴史研究から解き明かそうとするハイブリッドな試論集。

「食べること」「環境」の2つをキーワードに、著者がキーワードから導き出したさまざまな考えや想いを記した1冊。

比類なき碩学たちの学問・思想の原点に通流していた、「道」の探究とでもいうほかない精神の構え、また人間の生と死にかかわる祈り、あるいはゆるぎない真率な信念について書きつくす。

17世紀初頭のジェームス一世期におけるアメリカのヴァージニア植民に関する歴史研究書。特に、ヴァージニア植民の実質的推進母体であるロンドン・ヴァージニア会社を中心に論を進めている。

A・スミスについて著者の研究をまとめた本書は、8章それぞれが完結する構成。重商主義の中で労働観や教育、市民社会等をどのように捉えていたのかを、研究の中で紐解き、思想と思考に関する書としてまとめた。日本大学法学部叢書第32巻として発行された。

これは文革中に書かれた手紙である。中国にも、このように複雑な文学者がいた。彼の書いたこの本こそ、複雑にして回りくどい現在に、心して昧読すべき書である。

16―17世紀におけるマキアヴェリ的ジェズイット暗躍。なぜマキアヴェリを批判したジェズイットは批判されたか。

作家東文彦のバラエティーに富んだ初期作品を中心にまとた選書。 初めて東文彦の作品に触れる方々にお勧めの1冊。三島由紀夫に宛てた書簡3通も掲載。東文彦は、今なお「反時代的」な存在である。

著者が回教の探究を志し、エジプト留学をした2年余り、その間の印象や見聞、読書を学問的な形にまとめようとする途上に於て生れた、随筆集でも論文集でもない、幻の名著の復刻版。