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ルーメン・カンデラ・ルクスの違い

照明器具やライトの明るさにはルーメン、カンデラ、ルクスの3つの指標があります。似たような意味があると思うかもしれませんが、実はそれぞれが異なる部分の明るさを指すための数値です。照明器具やライトを選ぶ時の参考にしてみて下さい。

ルーメン・カンデラ・ルクスの違い

ルーメン、カンデラ、ルクスの違いについて見てみましょう。

まず、ルーメンは全体の光の強さ、カンデラは一定方向への強さ、照らされた場所の明るさがルクスです。数値の見方は、それぞれ大きいほど明るいと考えられます。 ひとつの指標だけでは照明器具の明るさを計ることはできません。必ず、ルーメン、カンデラ、ルクスを総合的に見てから、適切なものを選ぶようにしましょう。

ルーメン(光束)lm

ルーメンは光の総量の単位です。照明やプロジェクターの明るさを表示する場合に使われています。光源から出る360度に放射される全光束のことで、照明器具そのものの明るさ表示で使われることが少なくありません。

ルーメンは、W(ワット)と同じ国際単位系の表示で、「1カンデラの光源が1ステラジアンの範囲に放射する光束」と定義されています。つまり、1カンデラの範囲を照射したものがルーメンというわけです。 また1カンデラが何ルーメンか計算するためには、照射角度がわからないと何ルーメンかは計算することはできません。

例えば、一般電球の60W形は810ルーメンです。一般的な部屋へ照明器具を設置する場合、60Wもあれば十分に過ごせると考えることができます。

カンデラ(光度)cd

カンデラはある方向に放射された光の角度のことを示し、中心光度や最大光度が使われています。通常、光はさまざまな方向へ不特定に拡散されるため、光の強さは均一ではありません。 照明器具によっては反射ミラーなどを使用している場合もありますが、その中で一番強い光の中心光度や最大光度がカンデラです。

ライトの場合は光の角度が小さければ狭い範囲を照らすことができ、広ければ広い範囲を照らすことになります。例えば、4,000カンデラ照射角25度と、1,000カンデラ照射角50度は同じ約600ルーメンです。 同じルーメンであれば、照射角度が狭くなるのに伴ってカンデラも高くなります。つまり、カンデラの数値が大きいものだけでライトを選んでしまうと、必要な照射角度が得られないかもしれません。

例えば、近年のロードバイク用のライトは、ルーメン表記が用いられることが増えました。カンデラでは実用性がわからないからです。 ロードバイクの場合、街中走行では100ルーメン、夜間利用が多い場合は200ルーメン以上、カンデラは2,500以上が適しています。照射角度の表記がされているケースは少ないですが、13〜25度くらいあるものを選びましょう。

また、ディスプレイの輝度を表す際にカンデラが用いられることがあります。液晶ディスプレイの場合、250〜300cd/平方メートルが目安です。

ルクス(照度)lux

ルクスは照らされている面の明るさを示します。蛍光灯を使用した床の明るさ表示で使われることが多く、さらに照らされている距離によりルクスが変化する点が特徴です。

ルクスは照明設計でも用いられるほか、労働基準法やJISでも基準が決められていることもあるため、照明器具を設置する際には事前に確認すべき数値です。 明るいオフィスでは400ルクス、窓際で2,000ルクス、直射日光が10万ルクスとなっています。照明器具を使用する環境によって、必要な明るさを選びましょう。

<まとめ>

ルーメン、カンデラ、ルクスの違いを理解すると、照明器具やライト選びに迷わなくなるはずです。オフィスの照明設計やパソコンの液晶ディスプレイの輝度など、光に関する指標はさまざまな場所で用いられます。それぞれの指標を適切に比較して、照明器具やライトなどを選ぶようにしましょう。