管用ねじの種類とインチ呼びについて 【通販モノタロウ】
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管用ねじの種類とインチ呼びについて

ねじの中でも水道管などの配管類や管用部品を接続・結合するために用いるものを「管用ねじ」と呼びます。しかし管用ねじの種類と呼び名はやや複雑で、混乱してしまいがち。規格の異なるねじを使ってしまうと漏水や破損の原因となるので、種類や呼び方をしっかり確認しておきましょう。

管用ねじの種類

管用ねじは、大きく分けると「管用テーパーネジ」と「管用平行ネジ」の2種類です。更にそれぞれ雌雄があり、おねじ(外側にねじが付いているもの)とめねじ(内側にねじがついているもの)を組み合わせて使用します。各種の役割と規格を見ていきましょう。

管用テーパーネジとは

円錐形のねじで、先端に行くほど細くなります。規格番号はJIS B0203。水密性・気密性が高く、適正なトルクでねじ込むとがっちりと密着するため、水道管や真空配管などの配管に使用されるものです。

おねじをISO規格で「R」(旧JIS規格ではPT)、めねじをISO規格で「Rc」(旧JIS規格ではPT)と表し、この記号にサイズを付け加えて「R1/8」などと呼びます。

通常は「R」と「Rc」を組み合わせて使用するのですが、テーパーおねじに対して平行めねじを組み合わせる場合、ISO規格で「Rp」(旧JIS規格ではPS)で表される平行めねじを使用しましょう。「Rp」は管用平行ねじとは寸法許容差が異なり、別物として扱われるので注意が必要です。

管用平行ネジとは

円筒形のねじで、先端まで均一の太さ(平行)になっています。規格番号はJIS B 0202。主に機械部品の接合などに使用されるものです。

おねじ・めねじ共にISO規格で「G」(旧JIS規格ではPF)と表し、更にサイズを付け加えます。おねじの場合はサイズの後に、更に有効径の許容差による等級「A」もしくは「B」を付け加えるので、「G1/4B」などと呼びます。

ねじの種類 ISO規格 旧JIS規格 規格番号
管用テーパねじ
(水密、気密を必要とする部分)
テーパおねじ R PT JIS B0203
テーパめねじ Rc PT
平行めねじ Rp PS
管用平行ねじ
(機械的接合を主目的とする部分)
管用平行おねじ G(A)(B) PF JIS B 0202
管用平行めねじ G PF

管用テーパーネジのインチ呼びと代表寸法

管用ねじのサイズは、インチで表すのが一般的。小さいサイズから「1/8」、「1/4」…というふうに大きくなっていくのですが、独特の呼び方をする場合もあります。そこでインチの呼び方と、代表的な寸法についてまとめました。 おねじはねじの外径を、めねじはねじの内径を測り、同じ寸法のおねじ・めねじがぴったり合うものになります。ちなみにテーパーネジの場合は、おねじはねじの中腹あたり、めねじはねじのとば口を計測しましょう。

インチ呼び ねじ山数 おねじ外径 (φmm) めねじ内径 (φmm)
1/8 (いちぶ) 28 9.728 8.556
1/4 (にぶ) 19 13.157 11.445
3/8 (さんぶ) 19 16.662 14.95
1/2 (よんぶ) 14 20.955 18.631
3/4 (ろくぶ) 14 26.411 24.117
1 (いんち) 11 33.249 30.291

管用平行ネジのインチ呼びと代表寸法

管用平行ネジの場合も、管用テーパーネジと同様です。ちなみにインチをミリで換算した場合、1/8は3mm、1/4は6mm、3/8は10mm、1/2は13mm、3/4は20mm、1は25mmとなります。

インチ呼び ねじ山数 おねじ外径 (φmm) めねじ内径 (φmm)
1/8 (いちぶ) 28 9.728 8.556
1/4 (にぶ) 19 13.157 11.445
3/8 (さんぶ) 19 16.662 14.95
1/2 (よんぶ) 14 20.955 18.631
3/4 (ろくぶ) 14 26.411 24.117
1 (いんち) 11 33.249 30.291
深溝玉軸受 6200番台 開放形

管用平行ネジの場合、管用テーパーネジと違ってねじが平行なのでどこまでも止まることなくねじ込んでしまいます。そのため、配管にはあまり使われません。しかしОリングやパッキン、シールテープなどを使って止まる位置を作ってあげるという使い方もできます。 めねじの方がおねじよりも長い場合はおねじの根元に、おねじの方がめねじよりも長い場合はおねじの先端にシールしてください。現場を見て臨機応変に対応しましょう。

<まとめ>

意外とややこしい管用ねじの種類と呼び方ですが、ねじの寸法が合っていないと故障や水漏れを起こしかねないのでしっかりマスターしておきましょう。現場や人によって呼び方も多少変わってきますが、基本を押さえておくと理解しやすいはずです。ねじの規格を覚えておきましょう。