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ソケットの基礎知識

工具のソケットレンチとは、ボルトやナットをはめるソケット部分と、そのソケットを回すハンドル部分で構成されており、それぞれを組み合わせることによって六角のボルトやナット、または六角穴のボルトを締めたり緩めたりするレンチとして機能する工具です。ソケットレンチ用のソケットは、ボルトやナットを完全に包み込むことができ、スパナやモンキーレンチよりもボルトやナットを強力に締めたり緩めたりすることが出来ます。また、ソケットとハンドルの間にアタッチメントを装着することで、手が届かないような極小スペースでの作業も出来るようになります。

ソケットレンチ用ソケット

ソケットレンチ用のソケットは、ボルトやナット全体を包み込んで使うため、ボルト類の頭を痛めることはありません。単体では使うことが出来ませんが、ソケットレンチ用ソケットにハンドルなどを取り付けることで、ソケットレンチとして使用ができます。ソケットはボックス状になっていて、ボルトやナットを包み込む部分を口径といい、ハンドル部分を差し込む部分を差込角といいます。

ソケットの分類としては、差込角で分けることができ、差込角が小さいものは細かい作業に向く半面、大きなトルクをかけると差込角を破損せてしまうことがあります。差込角によってソケットの幅が決まってきますので、重なるようであれば大きめの差込口のソケットを使うことで差込口の破損を防ぐことができます。ソケットの長さは短いものから長いものまであります。種類としては、スタンダート、セミディープ、ディープ、ロングディープなどがありますが、何種類も持てないようであればスタンダードタイプのソケットを準備することが望ましいと言えます。

ソケットレンチ用ソケット

ソケットとラチェットの差込角

ソケットレンチ用のソケットとラチェットには「差込角」というものがあります。ソケットとラチェットの差込角が同じであれば、両方を使うことができます。差込角はJISなどで規定されていて、差込角が同じであれば異なるメーカーのソケットとラチェットであっても取り付けて使うことができます。差込角はsq.(square=正方形)で表示されることが多く、例として9.5sq.(=断面が一辺9.5mmの正方形)というサイズがあります。なぜ9.5mmなどの中途半端な数値なのかというと、それはソケットレンチがアメリカで作られたからです。そのため差込角のサイズはインチ基準となっています。

sq. インチ ミリ
6.35sq. 1/4 6.35
9.5sq. 3/8 9.5
12.7sq. 1/2 12.7
19.0sq. 3/4 19
25.4sq. 1 25.4

また差込角のサイズごとにソケットの最大トルクが決まっています。つまり差込角のサイズでソケットのサイズも決まります。差込角が小さい方が細かい作業や狭い作業に向いていますが、大きなトルクをかけると故障の原因になります。逆に差込角が大きいものだとレンチ自体も大きくなり、狭い場所での作業は難しくなりますが、大きなトルクをかけることが可能です。作業場所やボルトのサイズなど状況に応じて、適時使用するソケットのサイズを選択することが大切です。

手動用と動力用のソケット

手動用のソケットはソケットレンチ用のソケットとして、ラチェットなどのハンドル部と組み合わせて手動で使うものです。動力用のソケットにはインパクトレンチ用ソケットがあります。インパクトレンチ用ソケットはソケットレンチ用ソケットとは見た目が同じように見えますが、作業中にインパクトレンチとソケットが外れないように差込角の部分にピン止めをして使います。またソケットレンチ用のソケットとは違い、強い衝撃に耐えれるよう肉厚に作られていたり、衝撃によってめっきが剥がれるのを防ぐためにめっき加工をせず、黒染め処理が施されています。ソケット類はソケットレンチ用のソケットやインパクトレンチ用のソケットがあり、それぞれ互換性はありません。作業場所や用途によって適切に使用することが大切です。