工作機用ねじ切り工具の特長
フライス用、ねじ切面取り工具
マシニングセンターのヘリカル(円弧)補完プログラム(ミルスレッド加工)による新しいねじ切加工です。

- 特長
- 従来のタップ加工で問題になる工具破損、折り込みなどのトラブルを回避します。
- 低馬力の機械での大口径のねじ加工ができます。
- 小ロットの特殊サイズのねじ加工ができます。
- 同一ピッチで加工サイズが多い場合、工具の集約になります。
ねじの規格
- ISOメートルねじ(一般的なMねじ:ピッチで選びます)
- UN(ユニファイねじ:山数で選定、加工サイズはインチです)
- WHIT・G(ウイットねじ・管用平行ねじ)
- BSPT・R/RC(英国式管用テーパーねじ:一般にPTと呼ぶ)
- NPT(米国式管用テーパーねじ)
スローアウェイ(チップ交換タイプ)

- 特長
- ホルダとチップで同じピッチなら異なる径の加工ができます。
- 1本のホルダでチップを変えることで内径・外径加工が可能です。
- 同じホルダでチップ交換で加工できます。
ソリッドタイプ

- 特長
- 同じピッチで異なる径の加工ができます。
- タップ加工より仕上がりがきれいで、バリが出ません。
- 切り粉が細かく分断されるのでタップの切り粉トラブルがありません。
- 止まり穴の底近くまでねじが立てられます。
- 刃数が3~6枚とマルチ刃なので加工時間が短いです。
注意事項加工プログラムデータについては、使用工具メーカーへ問い合わせてください。
- ピッチ(山数)でチップを選んでください。
- 加工サイズ(ねじ径)(φ)からチップに合う適用ホルダを選んでください。
ココミテvol.2より転載