スクロールチャックの種類と特長
主に旋盤で工作物の保持に使用する手締めチャックです。

特長
- すべての爪が同時に同じだけ動く仕組みになっているので、容易に被削材(ワーク)の中心を出すことができます。
- 爪:爪は分割爪タイプと一体爪タイプがあります。また、3爪以外にも4爪もあります。
※左のイラストの爪のタイプは一体爪タイプの内爪です。

旋盤加工と生爪
スクロールチャック分割爪タイプの構造

分割爪タイプのメリット
①上部爪のみ交換が可能で取扱いが容易です。
②生爪が使用でき、ワークに応じた成形が可能です。
内爪と外爪
- 内爪
- シャフト材の外径把握やパイプなどの内径把握に使用します。
- 外爪
- フランジなどの外径把握に使用します。
分割爪と一体爪

分割爪
下部爪と上部爪はボルトにより着脱が可能です。
一体爪
内爪と外爪を作業に応じて入れ替えて使用します。

- 把握する被削材(ワーク)の大きさや形によって適したチャックやチャックサイズが異なります。
把握する被削材(ワーク)を確認して、把握範囲(mm)を選んでください。 - 爪の種類を確認してください。分割爪タイプと一体爪タイプがあります。
ココミテvol.2より転載