ヒートニッパーの特長と刃先の種類
ヒートニッパ
割れやすいプラスチック製品のゲートを加熱した刃で切る工具です。
特長
- ヒーターで刃先を加熱するため、割れやすい材質の樹脂を切断してもヒビが入ったり割れたりしません。
- 切断する対象に合わせて刃先形状が7種類あります。
- 刃部最高温度は140°C~170°Cまであります。
刃先の種類
- 強力刃
- φ7mmまでの切断が可能です。
- クイキリ刃
- 奥深い箇所の切断に使用します。
- ロング刃
- 幅の広い箇所の切断に使用します。
- ストレート刃
- 刃面が本体と平行になっています。
- 薄刃
- 狭い箇所や小物の切断に使用します。
- 角度付き(40゜)
- ゲートの水平切断などに使用します。
トランス
ヒートニッパを使用するにはトランスが必要です。つまみを回すことで、
製品に応じた温度調整が可能です。ヒートニッパはトランスにより24Vに
変圧して使用します。
メンテナンス方法
加熱しているため、刃先の連結部分の油分が早くなくなり、動きが硬くなりやすいので、定期的に注油することを心掛けてください。
- 切りとる部品の形状に応じて、刃先形状の合った商品を選んでください。
- 切断するものの太さ(mm)を確認してください。
ココミテvol.2より転載