鉄鋼用吊りクランプの特長
荷物の重さを利用して挟んで吊り上げる吊り具です。

仕組みについて
- てこの原理を応用し、吊り上げる荷物の重さ、つまりクランプの吊環が引っ張られる力を数倍にして、荷物をつかむ力に変えて物を吊り上げます。
- 荷物が抜けようとするとクランプの歯(カム)が荷物に押し付けられるクサビ作用を利用して、荷物をより強く挟みます。
縦吊りクランプ

特長
鋼板を縦に吊る作業などに最適です。吊り荷を吊り上げたときに、クランプの口が縦向きになるように使用します。
横吊りクランプ

特長
鉄骨を吊り上げたり、反転させたりする作業に適しています。吊り荷が宙に浮いたときに、クランプの口が横向きになるように使用します。
ねじ式クランプ

特長
重心のはっきりしない構造物を吊る場合や、建物の支柱などに固定して下に物を吊り下げて使う場合に使用します。引っ張り方向を選ばないので、様々な用途に使えます。
水平吊りクランプ

特長
鋼板を水平に吊り上げる場合に使用します。鋼板が横滑りしないので、安全に吊り上げ移動することができます。水平吊りクランプは3個以上で使用することを原則とします。
注意事項
クランプは、小さすぎても大きすぎてもいけないので注意してください。
※大は小を兼ねません。(落下事故につながります。)
クランプはテコの原理を利用して吊り荷を押えているので吊り荷が重ければ押える力は大きくなり、吊り荷が軽ければ押える力は小さくなります。
使用荷重はクランプの本体に記載されています。必ず使用荷重の範囲内でご使用ください。
なお、使用荷重範囲内であっても極端に薄いものは吊ることができません。
クランプは、小さすぎても大きすぎてもいけないので注意してください。
※大は小を兼ねません。(落下事故につながります。)
クランプはテコの原理を利用して吊り荷を押えているので吊り荷が重ければ押える力は大きくなり、吊り荷が軽ければ押える力は小さくなります。
使用荷重はクランプの本体に記載されています。必ず使用荷重の範囲内でご使用ください。
なお、使用荷重範囲内であっても極端に薄いものは吊ることができません。
- 吊り上げる荷物の形状・用途に合わせてクランプのタイプを選んでください。
- 吊り上げる荷物の重さ(t)とつかむ部分の厚み(mm)を確認してください。
- どんな吊り方をするか(縦吊り・横吊りなど)を確認してください。
ココミテvol.2より転載