芳香剤・消臭剤のタイプと特長
車の臭いの原因は?
悪臭の原因は、新車の臭いから食べこぼし、人間の体臭など多種多様です。なかでも嫌われやすい臭いに、「エアコン」と「タバコ」があります。この2種類について詳しく見ていきましょう。
エアコンから出てくる臭いの原因はカビです。エアコン内部に水が溜まることでカビが発生し、風と一緒に臭いも送り出されます。特に、空気を冷やすエバポレーターは水滴がつきやすいです。 自力で掃除するのは困難なため、専門業者に清掃を依頼するとよいでしょう。エアコンの臭いを予防するには、運転後窓を開け、エアコンをオフにして温度・風量を最大にしたまま10分ほどエンジンをかけておくと効果的です。
染みついたタバコ臭は、とにかく窓を開けて、空気を入れ替えることを心がけましょう。また、エアコンを内気にすると、タバコの臭いがエアコンに吸い込まれて取りにくくなるため、外気導入を行ってください。後はこまめに灰皿を洗う、窓を拭くなどの対策が有効です。
芳香剤・消臭剤のタイプと特長
芳香剤や消臭剤を使用すると、手っ取り早く嫌な臭いを抑えられます。芳香剤は「良い香りを発する薬剤」、消臭剤は「臭いを消す薬剤」です。いずれも車中での設置方法に複数のタイプがあります。
香りだけでなく見た目も楽しめる製品が多く、目立つ場所に設置する傾向にあります。
エアコン取り付け型
エアコンの吹き出し口に取り付けるタイプです。エアコンの風に乗って香りが広がるため、コンパクトなサイズで車内全体をケアすることができます。
置き型
ダッシュボードの上やドリンクホルダーなどに置くタイプで、固形・ゲル・液体の3種類あります。固形タイプは液こぼれの心配がないため、置き場所を選びません。 液体タイプは香りが車内にしっかりと広がります。ゲルタイプは固形と液体の中間です。こぼれにくく、香りが広がりやすいという、両方の利点を兼ね備えています。
吊り下げ型
エアコンの吹き出し口に取り付けるタイプです。エアコンの風に乗って香りが広がるため、コンパクトなサイズで車内全体をケアすることができます。
シート下型
座席の下に置いて使用するタイプです。臭い成分が溜まりがちな足元から、強力に消臭できます。シートの下なので目立ちにくく、邪魔になりません。
臭いの元に直接働きかける製品が多いです。臭いは空気よりも重いため、置き型の場合は車の下の方に設置しましょう。
エアコン消臭
エアコンの吹き出し口にノズルを指し込み、スプレーするタイプです。カビ菌を除菌し、埃や汚れをキャッチすることで、臭いの原因を元から消臭します。
タバコ消臭
灰皿に入れて使用するビーズタイプです。タバコ臭の発生源である灰皿を直接消臭します。その他、シートや天井に染みついたタバコの臭いにはスプレータイプも有効です。
スチーム消臭
底面を押すとスチームが出てくる置き型タイプです。助手席の下などに設置し、エアコンをつけた状態で車内を密閉して使用します。車内の隅々まで行き届くため、消臭効果が高いです。
臭い対策にはこまめな掃除が必要とは言え、就業中はなかなか時間が取れません。芳香剤や消臭剤を活用して、手軽に対策を行ってみてはいかがでしょうか。見た目や性能を考慮し、好みのタイプを選びましょう。