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バフとコンパウンドの種類

社用車に軽い傷がついていても、修理に出すとなると結構な経費がかかってしまいます。そこで電動ポリッシャーを使ってボディを磨き、目立たなくしてみましょう。ポリッシャーに取り付けるバフや研磨剤であるコンパウンドには、様々な種類が存在します。 傷の大きさや目的に合わせて使い分けていきましょう。

バフとコンパウンドの種類

バフの種類

バフは大きく分けるとウールとスポンジ(ウレタン)の2種類があります。素材や目の粗さによって特徴が異なるので、目的に応じて使い分けましょう。また、直径や厚みにも違いがあるため、ポリッシャーに合わせた大きさを選んでください。 好みにもよりますが、初心者のうちは厚めのタイプがオススメです。では、それぞれの種類について見ていきましょう。

ウールバフ(ハード、ソフト)
  • ハードタイプ
  • ハードタイプ
  • ソフトタイプ
  • ソフトタイプ

ウールを使用したバフで、ハード・ソフトの2タイプがあります。非常に研磨力が高く、切削能力に優れている点が特徴です。初期研磨の粗磨きや、洗車時の傷・ウォータースポットといった、ダメージが大きい時に使用します。 研磨力が強いため、削りすぎて塗膜に磨き傷(バフ目)をつけてしまうことのないよう気を付けてください。特に、ハードタイプはバフの中で最も研磨力が高いです。状態を見ながら慎重に使用しましょう。

スポンジバフ(中目、細目、細目(凸凹タイプ)、極細目、超微粒子)

  • 細目(凸凹タイプ)
  • 細目(凸凹タイプ)
  • 極細目~超微粒子
  • 極細目~超微粒子

ウレタン素材のふわふわとしたバフです。目の粗さによって中目・細目・細目(凸凹)・極細目・超微粒子に分けられます。全体的にウールバフよりも研磨力が小さく、磨き傷がつきにくい点が特徴です。 スポンジバフの中で最も目が粗い「中目」は、ウールバフを使用するほどでもない浅い傷や水垢などの除去に使われます。 「細目」は程よい硬さがあり、初期研磨後の中間研磨にオススメです。凸凹があるタイプなら磨く際の摩擦熱も低減できます。「極細目」~「超微粒子」はきめ細やかでとても柔らかいバフなので、仕上げ研磨やコーティング剤・ワックスの施工に適しています。

コンパウンドの種類

コンパウンドとは、液状・粘土状の研磨剤のことです。ステンレスを磨く際に使用するクレンザーなどを想像するとイメージをつかみやすいでしょう。コンパウンドに含まれる粒子には様々な大きさがあり、その粗さによって特徴が異なります。 傷の状態や目的、そしてバフとの組み合わせによって使い分けることがポイントです。以下に各種のコンパウンドの特徴とオススメのバフをまとめました。

非常に研磨力が強く、研磨というよりも塗装補修に近いコンパウンドです。磨き傷が残りやすくなるため、よほど大きな傷がある時のみに使用を留めましょう。使用時は磨きすぎないよう充分に注意してください。バフは研磨力の高いウールバフが適しています。

深い洗車傷やウォータースポットなど、比較的荒い傷を研磨したい時に使用します。鳥の糞による塗装のシミの除去も可能です。粗磨きだけでなく肌調整に使用することもできます。バフはウールバフのソフトか、スポンジバフの中目・細目を使用しましょう。

極細目~超微粒子

比較的浅い洗車傷の研磨や、水垢の除去などに使用します。スポンジバフの細目と組み合わせるのがオススメです。

超微粒子のコンパウンドは肌調整だけでなく仕上げ用としても使用できます。淡い色の車用と濃い色の車用に分かれていることが多いのでよく確認しましょう。濃色の場合、バフ目が目立ちやすくなります。なるべく細かい粒子のコンパウンドを使い、丁寧に磨き上げると良いでしょう。 その際に用いるバフはスポンジバフの超細目・超微粒子がオススメです。

艶出し

非常に研磨力の低いコンパウンドです。傷は特に見当たらないけれどボディにツヤを出したい、という時に使用すると良いでしょう。バフは柔らかいスポンジバフの超細目・超微粒子を使用してください。

まとめ

バフ・コンパウンドには様々な種類と、それぞれに適した組み合わせがあります。何が正解ということはありませんので、車両の状況や傷の状態、作業内容などによって判断しましょう。また、過度に磨きすぎると逆に塗装が剥げてしまうこともあるので、やりすぎないよう注意しながら使用してください。

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