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カゴ車・カゴ台車の種類と選び方

大きな荷物や数の多い荷物を運ぶとき、全てを自力で運んでいくのは大変ですよね。そんな時に便利なのが「カゴ車/カゴ台車」と呼ばれるものです。名前にはピンと来なくても、百貨店の催事場などで商品が搬入されているのを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。今回はそんなカゴ車について詳しく紹介します。

カゴ車/カゴ台車とは

カゴ車/カゴ台車とは、3方向を格子状、または網状のスチール製の枠で囲われた台車のことを指します。一般的に底にはキャスターが付いており、搬送を行うことができます。格子があることによって荷崩れが起こりにくく、高さがあるものや数が多いものでも安定して運ぶことができます。また、荷物の仕分け場などで使用されることもあります。

カゴ車/カゴ台車の種類と選び方

荷物の運搬に便利なカゴ車ですが、その種類は様々です。それぞれの特徴について具体的に3つに分けてご紹介します。

形状で選ぶ

カゴ車の形状には大きく分けて2つのタイプがあります。

まず一つ目が観音扉タイプです。四方を格子または網状に囲われており、左右に開く扉が付いているタイプです。背の高い荷物や幅のある荷物もスムーズに出し入れできて、扉を閉めることができます。扉を閉めることで、移動の際も倒れたり崩れたりする心配が少ないタイプです。

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もう一つは標準タイプで3方向を格子または網状に囲われたものになります。大きな段ボールなどを重ねて運ぶ際もスムーズに取り出しやすい反面、段差などがあると、格子のない側面から荷物が崩れてしまう恐れもあります。

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保管効率で選ぶ

カゴ車を選ぶ際の基準としてもう一つ大切なのが保管効率で選ぶことです。

一般的によく流通しているのはL型の折りたたみタイプです。使用しないときは底板を上げて、右側の側面を閉じることができます。L型にすることで、3方向が囲まれている時よりもスペースをあけることができます。

もうひとつ、L型よりも保管効率のよいI型のカゴ車もあります。使用しないときは底板を上げて左右の側面を閉じることができます。こうすることによって、片側だけを畳む場合に比べてより多くのスペースをつくることができます。こういった観点から保管効率がよいのはI型と言えます。

天板の材質で選ぶ

3つ目は天板の材質から選ぶ方法です。天板の材質は大きく分けて2つあり、1つ目はステンレス製、2つ目はプラスティック製となっています。

1つ目のステンレス製の特徴は耐水性、防錆性に優れているところです。湿気や水、汚れなどに強いため、食品などの運搬に向いています。

2つ目はプラスティック製です。プラスチック製の特徴は軽量で静か、サビに強いところです。金属屋やステンレス製と比べて、運搬の際の騒音を和らげることができます。そのため重いものや固いものなど、音が響きやすいものの運搬に適していると言えます。逆にステンレス製のものより耐久性は落ちるので日常的に運搬をするようなシーンではコストパフォーマンス的にもステンレス製品を選んだ方が無難です。

サイズで選ぶ

最後に、もちろんカゴ車のサイズで選ぶこともできます。サイズを間違えるとせっかくの荷物があと少しで入らない…ということにもなり兼ねないので主な3つのサイズとそれぞれの特徴をしっかり覚えておきましょう!

  • 1100×800×1700(幅×奥行×高さ)
  • 平均して最大荷重は約500kgほどとなり、倉庫への荷物の運搬や保管など、大容量の荷物に適しています。カゴ車の中ではかなりサイズが大きく、カゴ車自体の重量が軽いものを選べばトラックなどでの運搬の際もより多くの荷物を積むことができます。
  • 800×600×1700(幅×奥行×高さ)
  • 先ほどと高さは変わらず、幅と奥行きが狭くなったタイプです。縦に高さがあるものの、横幅はそんなに取らないのでダンボールを積み上げて運搬したいといった用途に適しています。
  • 850×650×1570(幅×奥行×高さ)
  • 先ほどと比べると少し高さは劣りますが、幅と奥行きがより広いタイプです。縦に高さがあるものではなく、平面で横に広がっているような荷物の運搬に適したサイズと言えます。小さいので空車の取り回しが楽なので連結したり何台も小回りを聞かせて運ぶなどといった用途に適しています。
まとめ

今回は荷物を運搬するカゴ車について種類ごとに詳しく紹介しました。見た目は似たように見えるカゴ車も、形状や保管効率、天板の素材やサイズ感などさまざまなタイプがあります。運搬したいものの用途に沿って適切なカゴ車を選びましょう!

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