注意
※塗る面のゴミ、カビ、こけ、油分などの汚れやはがれかかった塗膜はよく取り除き、乾いた清浄な面にしてください。
※新しいコンクリート、モルタルなどのアルカリ質素材は、含水率10%以下、pH9.5以下になるまで十分に乾燥させてください。
※気温が低い時や、湿度が高い場合には、完全な塗膜が出来にくく十分な性能を発揮できませんので、気温5℃以下、湿度85%以上での塗装は避けてください。
※降雨、降雪、強風などの場合、または天候不良が予測されるときは外部の塗装は避けてください。
※たえず結露が発生するような用途、場所での使用は避けてください。
※飛散防止のため必ず養生を行ってください。
※屋外セメント系素地に段差や素穴などがある場合は、セメントフィラーを用いて不陸調整を行ってください。
※エマルションパテの外部での使用は避けてください。
※改修塗装の場合、素地の種類によって塗膜不良となる事があります。あらかじめ適切な処理を行い試し塗りすることをお奨めします。旧塗膜のチョーキング層は高圧洗浄で除去してください。
※旧塗膜が弾性系の塗膜(弾性リシン、弾性スタッコ)やアクリル樹脂エナメルなどの場合、すでにふくれが発生していることがあります。そのまま塗装するとふくれが拡大することがありますので、ふくれ箇所は完全に除去してください。
※蓄熱されやすい建材(軽量モルタル、ALC、窯業系サイディング、その他断熱性が付与された建材など)を使用した高断熱型住居の外装を塗装する場合、状況により蓄熱、水分、素地、下地の状態、塗装環境など複数の条件が重なることで、素地の変形、塗膜のふくれ、はがれなどが発生する場合があります。
※シーラー塗装後、塗り重ね可能時間よりも早く上塗り塗装を行うと、ちぢみ、ひび割れ、塗膜不良を起こすおそれがありますので、塗り重ね可能時間は守ってください。
※下塗り乾燥後は、素地との付着性をガムテープなどで確認し、はがれが認められる場合は再度シーラー塗装を実施してください。
※塗り重ね可能時間は、塗付量や素地の吸い込みの程度により大きく異なります。特に吸い込みの大きい素地に塗装する場合は、8時間以上(20℃)塗装間隔をあけてください。
※素地の吸い込みが著しい場合、ぬれ感が出るまで塗付してください。素地の吸い込みは、素地調整の状況、素材気乾比重、含水率などにより大幅に変わります。あらかじめ試し塗りを行い、所要量を確認してください。
※硬化が不十分な場合、塗料用シンナーで再溶解する場合があります。
※コンクリートやモルタル、窯業系サイディングボードなど吸い込みの少ない素地に塗装する場合、必要以上に厚塗りすると剥離の原因となりますので注意してください。
※笠木、天端など長時間水が滞留する箇所では、塗膜が白化、ふくれ、剥離が発生する場合があります。
※アスファルトシングル材、洋風瓦(モニエル瓦、スカンジア瓦など)粘土瓦(いぶし瓦、釉薬瓦)には塗装しないでください。
※シーリング面への塗装は行わないでください。塗膜の汚染、剥離、割れの原因となります。やむを得ず行う場合は、シーリング材が完全に硬化したものとし、塗り重ね性を確認後、必要な処理を行ってください。
※旧塗膜の種類によっては、リフティングを起こすことがあります。
※溶剤系塗料のため、室内での塗装は必ず換気を行ってください。また外部での塗装においても、換気口空気取り入れ口などに養生を行い、溶剤蒸気が室内に入らないように注意してください。
※F☆☆☆☆以外の材料(被塗物、素材、上塗り塗料を含む)を使用したり、各工程の塗装間隔や塗付量、希釈量を守らなかった場合、F☆☆☆☆仕様でなくなることがありますので注意してください。