5ページ目: ラジアルころ軸受

ころと軌道面が線接触しており、ラジアル荷重の負荷能力が大きい軸受です。ころは外輪または内輪のつばで案内されているので構造上高速回転にも適します。また分離型であることから内外輪分離できます。アキシアル荷重を全く受けることができません。

Explorer仕様の型番では精度や内部形状の最適化、特殊熱処理の採用により下記性能が向上しています。 動荷重負荷容量の向上：ミスアライメントによる影響を軽減します。 摩擦熱の低減：軸受実用寿命を大幅に延長します。 この軸受は、軸を一方のアキシアル方向に固定するために使用されます。

ハウジングに対する軸のアキシアル変位を、両方向で吸収できます。 精度や内部形状の最適化、特殊熱処理の採用により、動荷重負荷容量の向上、実用寿命の大幅な延長等の性能が向上しています。 耐摩耗性の改善：騒音・振動レベルを低減します。 摩擦熱の低減：軸受実用寿命を大幅に延長します。 動荷重負荷容量の向上：ミスアライメントによる影響を軽減します。

ラジアルニードルベアリングと、スラストボールベアリングを組合せて、ラジアルとアキシアル荷重の同時負荷が可能です。

転動体がころのため負荷能力が大きく、ころは内輪、または外輪のつばで案内されています。 内輪、外輪が分離できますので組立がしやすく、いずれも固いはめあいをすることができます。 また、内輪、外輪いずれかがつばのない形式では軸方向に自由に動くので、軸の伸びを吸収するいわゆる自由側軸受として使うのに最適です。 一方、つばのある形式はころ端面とつばの間でわずかながらアキシアル荷重を受けることができます。 さらにアキシアル負荷能力を高めるためにつば並びにころ端面形状を考慮したHT形、またラジアル負荷能力を高めるため内部設計を工夫したE形円筒ころ軸受もあります。小径サイズはE形が標準です。

円筒状のころと軌道とが線接触をしている単純な形状の軸受です。 負荷能力が大きく、主として、ラジアル荷重を負荷します。 転動体と軌道輪のつばとの摩擦が小さいので、高速回転に適しています。 NJ形は、一方向のアキシアル荷重をある程度負荷することができます。

旋削形ニードルベアリングは、断面高さが小さく定格荷重の大きな軸受です。 外輪は安定した剛性を持ち、軽合金などのハウジングでも容易に使用できます。

円筒状のころと軌道とが線接触をしている単純な形状の軸受です。 負荷能力が大きく、主として、ラジアル荷重を負荷します。 転動体と軌道輪のつばとの摩擦が小さいので、高速回転に適しています。 複列の円筒ころ軸受は、ラジアル荷重に対する剛性が高く、主として、工作機械の主軸に用いられます。

旋削形ニードルベアリングは、断面高さが小さく定格荷重の大きな軸受です。 外輪は安定した剛性を持ち、軽合金などのハウジングでも容易に使用できます。