従来の非塩素系剥離剤と比較して旧塗膜への浸透効果に優れ、塗膜を効率良く膨潤、軟化させます。従来のブラスト等の塗膜除去に比べ、作業効率を高め、処理コストの低減にもつながります。塩素系有機溶剤を含有した剥離剤とは異なり、特定化学物質を含有しない水系剥離剤のため、臭気も少なく、安全に配慮した設計です。健康有害性の懸念される旧塗膜に含む有害物質(鉛・PCB・クロム等)の飛散拡散を抑制し、作業者の安全性を確保し、周辺環境への影響を低減します。土木鋼構造物用塗膜剥離剤ガイドライン(案)による生分解性、魚毒性等の安全性に関する性能試験の基準を大きく上回っています。引火性の高い溶剤系の場合、火災事故等の危険もありますが、引火点が93℃よりも大きく、火災安全性の基準も満足しています。ローラー、吹付け、刷毛による塗付において支障なく、塗装が可能です。また、たれにくく、垂直面に塗装しても均一な剥離効果が得られます。ブラスト処理の際に発生する産業廃棄物の量を軽減します。臭気が少ないため、従来タイプの剥離剤と比較して作業環境の向上に役立ちます。