注意
※塗る面のゴミ、かび、こけ、油分などの汚れやはがれかかった塗膜はよく取り除いてください。
※気温が低い時や、湿度が高い場合には、完全な塗膜が出来にくく十分な性能を発揮できませんので、気温5℃以下、湿度85%以上での塗装は避けてください。
※降雨、降雪、強風などの場合、または天候不良が予測されるときは外部の塗装は避けてください。
※下地の状態により、シーラーが必要な場合があります。(特に表面が脆弱な下地の場合)
※大きな素穴、目違い、不陸、クラックなどは、セメントフィラー、樹脂モルタルで補修してください。(補修後はシーラーを塗装してください。)
※絶えず結露が発生するような用途、場所での使用は避けてください。
※エマルションパテの外部での使用は避けてください。
※飛散防止のため必ず養生を行ってください。
※作業能率の低下および塗りムラ防止のため、スプレーノズルの先端は時々水洗いしてください。
※この塗料はホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆タイプです。塗装工程上F☆☆☆☆以外の材料(被塗物、素材を含む)を使用したり、塗装間隔、塗付量、希釈量を守らなかった場合、F☆☆☆☆仕様でなくなることがありますので下地処理等を確実に行ってください。
※笠木、天端など長時間水が溜まる箇所では、塗膜の白化、ふくれなどが発生することがあります。
※下地、旧塗膜が脆弱な場合や、素地が強アルカリ性であることが予想される場合は、カチオン型合成樹脂エマルションシーラーか溶剤型シーラーを使用してください。(屋内の塗装でやむを得ず溶剤型シーラーを使用する場合は、火気とVOCの放散に十分注意し、塗装時および塗装後も十分な換気を行ってください。)
※改修塗装の場合、素地の種類によって塗膜不良となることがあります。あらかじめ適切な処理を行い、試し塗りすることをお勧めします。
旧塗膜のチョーキング層は高圧洗浄で除去してください。
※ハケ、ローラーなどの塗装用具は水性用を使用し、使用後用具や手に付いた塗料をできるだけ早く水で洗い落としてください。
※旧塗膜が弾性型塗料でビニロックエラスティクフィラーVを使用して塗り替えを行う場合、後の行程で吹付タイル(硬質タイル)は使用しないでください。クラックが生じる場合がありますので、弾性系の塗材を使用してください。
※旧塗膜が弾性系の塗膜(弾性リシン、弾性スタッコ)やアクリル樹脂エナメルなどの場合、すでにふくれが発生していることがあります。そのまま塗装するとふくれが拡大することがありますので、ふくれ箇所は完全に除去してください。
※蓄熱されやすい建材(軽量モルタル、ALC、窯業系サイディング、その他断熱性が付与された建材など)を使用した高断熱型住居の外装を塗装する場合、状況により蓄熱、水分、素地、下地の状態、塗装環境など複数の条件が重なることで、素地の変形、塗膜のふくれ、はがれなどが発生する場合があります。
※砂骨ローラーで塗装する場合、最初に配り塗りを行い、その後ならし塗りをし、塗り継ぎにむらが生じないように行ってください。
※塗装用具はローラー、エアレス、砂骨ローラーの他にリシンガン、タイルガンも使用できます。
※リシン面の塗り替えの際、特に夏場でローラーの塗り継ぎが目立つことがあります。旧塗膜に吸い込みがあり、乾燥が速い場合には、ビニロックエラスティックフィラーVを10〜15%希釈して、薄くシーラー代わりに塗装した後、砂骨ローラーでパターン付けをしてください。
※ビニロックエラスティックフィラーVを所定量塗装しないで、上塗りとして、溶剤系の塗料を塗装した場合、リフティング(塗膜にちぢみ)を起こす場合があります。溶剤型や弱溶剤型の塗料を上塗りする場合は、ビニロックエラスティックフィラーVの膜厚を厚めにして、塗装間隔を8時間以上(20℃)とってください。
※シーリング材の上に塗装する場合、シーリング材の種類、劣化度により付着不良を起こしたり、表面が汚れたりすることがあります。状況によっては、シーリング材用プライマー「ロックノンタックプライマーS」を塗装してください。またプライマーで処理してもシーリング材の種類によっては汚れ、付着不良が発生する場合がありますので試し塗りすることをお奨めします。なお、ノンブリードタイプのシーリング材には、「ロックノンタックプライマーS」は塗装しないでください。
※塗装時および塗装後は換気を良くしてください。密閉した室内では乾燥が遅くなります。また水のかかる場所は塗装後24時間以上(20℃の場合)乾かしてからご使用ください。
※各工程の塗装間隔や塗装回数、塗付量、希釈量を守らなかった場合、塗膜不良となることがあります。また各工程において、メーカー指定以外の材料を使用した場合は十分な性能が得られないことがあります。
※標準塗付量については、塗装時のロスを考慮に入れた数値です。
※吸い込みの著しい部材については、標準塗付量より多くなることがあります。