位相差の波長特性が異なる2枚の結晶を組合せることで、広い波長範囲で位相差の変化が小さい、ゼロオーダーの波長板を実現しました。エアギャップタイプのため、高出力レーザにも使用することが可能です。
ゼロオーダー波長板なので、温度変化による位相差の変化は小さく、非常に安定しています。波長板には偏光方位を回転できる1/2波長板と直線偏光を円偏光に変換できる1/4波長板の2タイプがあります。可視域タイプと帯域の異なる3つの赤外用タイプの計4タイプをご用意しています。光学素子は枠に固定されていて、ホルダーに保持するときに素子に応力が加わらないようになっています。2枚の素子の両面(計4面)に反射防止コートを施しているので、高い透過率が得られています。さらに波長依存性が小さいフレネルロム波長板(FRB)もご用意しています。※ご使用前に、入射レーザビームのエネルギー密度がレーザ耐力を超えていないことをご確認ください。※枠の肉厚(6mm)は素子の仕様によって変わることがあります。※高エネルギーのパルスレーザを使用する場合は、エアーギャップタイプ波長板(WPQG)をご使用ください。※波長板枠のネジは触らないでください。※特性が悪くなったり、素子が脱落する可能性があります。※波長板枠に強い衝撃が加わると、素子の軸がずれ特性が悪くなる可能性があります。