分光器の回折格子などで、レーザビームの偏光特性が測定結果に影響するような場合、偏光解消板で回折格子に入射するレーザビームの偏光状態を撹乱させます。
DEQ-1Nは2°ウェッジをつけた単板の水晶基板です。広い透過波長域が得られます。ウェッジのため透過光は1°程度角度変位を起こします。DEQ-2Sはウェッジの付いた水晶と合成石英を接着した偏光解消板です。合成石英のウェッジが水晶のビーム偏角を相殺するので、ビームは曲がりません。両面に反射防止膜が付いているので、高い透過率が得られます。DEQ-2OPは2枚の水晶をオプティカルコンタクトした偏光解消板です。広い透過波長域とビームが曲がらない特徴を持っています。偏光解消板はΦ30mmのアルミ枠にマウントされています。※偏光解消の効果を上げるためには、なるべく大きいビーム径で使用する必要があります。※ビーム径が小さいと十分な偏光解消を実現させることができません。※入射ビームの偏光方向は光学軸と45度の方向にする必要があります。※透過ビームを長距離隔てて観察すると2つのビームに分離する場合があります。※偏光解消板は完全な非偏光状態を作ることができません。※ご購入する前に必ず使い方に間違いがないかお確かめください。