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MT(マニュアルトランスミッション)の点検方法

ATとMTとしてよく耳にするMTですが、ここではMTの基本から、構造とその仕組についてご説明し、そのメンテナンス方法まで解説いたします。

MT(マニュアルトランスミッション)とは

MTはマニュアルトランスミッションの略で、摩擦クラッチと平行軸歯車式変速機で構成されるトランスミッションです。シフトレバーの操作によって歯車の組み合わせを変更し、変速を行うことができます。

組み合わせを変更する時は、一時的にエンジンの回転を伝えないようにする必要があり、その役割を担うのがクラッチです。クラッチは大きく2種類存在し、乾式単板クラッチが一般的ですが、高出力の車では、乾式多板クラッチのツインディスククラッチがあります。 クラッチを操作する力は、油圧で行う油圧式クラッチと、ケーブルで行う機械式クラッチがあります。

MTはATよりも一般的に伝達効率が良く燃費や動力性能に優れています。変速弾数は4段から6段が一般的ですが、変速段数を増やすほど変速がスムーズに行われエネルギー損失を抑えられます。

MTのメンテナンス方法

シフトレバー

歯車の組み合わせの切り替えを行うレバーです。シフトレバーの点検では実際に車を走らせて3点を確認します。

  • シフトチェンジがスムーズに行えるか
  • シフトレバーの操作時に異音や異常な振動が伝わってこないか
  • 停車中でもスムーズにシフト操作が出来るか
クラッチペダル

クラッチ操作を行うための足踏み式の部品です。クラッチペダルの点検は、遊びが十分にあるか確認します。遊びとは、クラッチペダルを踏んだ時に、実際にクラッチが動いて切れるまでの範囲のことを言います。

  • 床との隙間が近すぎないか、遠すぎないか、車両取扱説明書に記載の適正値か
  • クラッチペダルをスムーズに踏み込めるか
クラッチフルード

クラッチオイルとも呼ばれており、クラッチ機構をスムーズに伝達する役割を担っています。クラッチには2種類の形式があり(1)機械式(2)油圧式が採用されています。

  • (1)機械式
  • クラッチペダルとクラッチ本体はワイヤーでつながっているため、ワイヤーを目視で点検してください。
  • (2)油圧式
  • フットブレーキと同じようにクラッチペダルとクラッチ本体を油圧でつないでいるため、クラッチフルードの量を点検する必要があります。 液量はエンジンルームの運転席の真正面あたりにあり、ブレーキフルードの周辺にあるクラッチフルードリザーバータンクで行います。 リザーバータンクの側面には上限と下限の目盛りがありますので、この目盛りの間に液面があるか確認します。液量が減少する原因は2つあり、1つはクラッチディスクの摩耗による減少です。2つ目は液漏れによる減少です。 前回の点検から一気に減っている場合は液漏れの可能性があるため必ず液量を確認するようにしましょう。

注意:クラッチフルードの交換目安は5万キロごとまたは5年ごとです。定期的に交換するようにしましょう。

トランスミッションオイル(ミッションオイル)

複数組み合わさった歯車をスムーズに動かす潤滑油の役割をしています。

  • オイルの液量
  • トランスミッションオイルは液量をチェックするレベルエンゲージなどは備えられていないので、オイル注入口のフィラープラグを開けて確認する必要があります。 フィラープラグを開け注油口に指先をいれ、オイルに触れれば適量です。トランスミッションオイルは通常減っていくものではありませんが、オイル漏れが発生している可能性もあるため必ず確認するようにしましょう。

注意:トランスミッションオイルは3万キロ走行を目安に交換するのが理想と言われています。しかし、山道を走行したり、スポーティーな走行を行うことが多い場合は早めに交換するようにしてください。