コンプレッサーの種類と特長
コンプレッサー
空気を圧縮し、動力源としての圧縮空気をつくります。
特長
気体はその体積を縮めることができ、縮められた気体(圧縮空気)は元に戻ろうとする力(空気圧エネルギー)があります。そのエネルギーを使って工具などの動力源とします。
コンプレッサーのタイプ
潤滑シール方式より、給油式、無給油式などの種類があります。
パッケージタイプコンプレッサー
特長
静音性に優れています。
設置スペースを確認してください。
タンクマウントタイプコンプレッサー
特長
シンプルな構造で車輪が付いており移動が楽にできます。
運搬が必要かどうかを確認してください。
- 吐出圧力(MPa)を確認してください。
- 吐出空気量(L/min)を確認してください。
- 電源・出力(100Vまたは200V)を確認してください。
- 給油式と無給油式がありますので、空気の質を確認の上選定してください。
スクロールコンプレッサー
特長
オイルフリーなので、吐き出し空気はクリーンです。スクロールならではの静音・低振動で、快適な作業空間が生まれます。
スクロールコンプレッサーのメカニズム
オイルフリースクロール圧縮原理
旋回スクロールが、図1→2→3→4と旋回するにしたがって、固定スクロールと旋回スクロールの問に空気が吸いこまれ、点対称の位置にある三日月状の圧縮室の容積が徐々に小さくなり、空気は圧縮されて、中心部の吐出ポートから押し出されます。
ダブルクロー(ツース)コンプレッサー
精密設計のローターはステンレス鋼で腐食に対して強く、ローターは軸に対して対称形のため揺動がありません。
特長
- 独特な形状のクロー(ツース)形圧縮機は、オス、メス、2つのローターで構成され互いに非接触で回転し摩耗がなく長寿命です。
- 余分な補助機器も不要でメンテナンスが簡単です。
ダブルクロー(ツース)コンプレッサーのメカニズム
レシプロコンプレッサー
特長
生産工場においてのあらゆる圧縮空気を使用する装置のエア源として使用します。他の機構の圧縮機と比較して低価格で最も手軽な機械です。
レシプロコンプレッサーのメカニズム
シリンダ内部を往復するピストンの作用で、圧縮室の空間容積を変化させることにより圧縮空気を作り出します。
スクリューコンプレッサー
特長
工場用エアとして最も普及している給油式圧縮機の機構で、音・振動も小さく、中型クラスでもっとも効率の良い機械です。
スクリューコンプレッサーのメカニズム
オス・メス一対二本のスクリューローターのねじ溝にできる容積変化で圧縮空気を作り出します。
- 吐出圧力(MPa)を確認してください。
- 吐出空気量(L/min)を確認してください。
- 電源・出力(100Vまたは200V)を確認してください。
- 給油式と無給油式がありますので、空気の質を確認の上選定してください。
ココミテvol.2より転載