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内容量1本
注文コード38166344
品番031670
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「POWER PURE」は、その材料、構造、形状、コンパウンドから、製造プロセスや設計の方法論に至るまで、徹底的な見直しをはかっています。ミシュランの研究開発チームに与えられた課題を要約すると、次のようになります。「新型スポーツタイヤを可能なかぎり軽量化し、一方で安全性と耐摩耗性能という2つの重要な性能分野は従来レベルを維持、もしくは改善せよ」ミシュランの二輪車用最新スポーツタイヤには、ミシュラングループの戦略がよくあらわれています。それは一つの性能向上のために他の性能を犠牲にしないということです。そのためには、複数の異なる性能の向上を同時に実現しなくてはなりません。この3つの性能分野での課題を満たすために、ミシュランのエンジニアは、ミシュラン軽量タイヤ技術を開発し、さらに第2世代のミシュラン・デュアルコンパウンドを採用しました。
ミシュラン軽量タイヤ技術(LTT)。バンクにおいて、同じ軽量化でも場所によって慣性モーメント低減効果が異なります。タイヤの軽量化は、他の足廻り部品と比較して、慣性力軽減効果があるとされています。組み付けられたタイヤとホイールの慣性モーメントは、重量×半径の2乗に等しくなります。バネ下重量軽量化による慣性力軽減は、敏捷なハンドリング性能をえるために有効とされています。これは、バイクがライダーの操作に、より機敏に反応することを意味します。二輪車用タイヤにおいては1kgの軽量化でも大きな性能差を生み出すとされますが、車体の軽さが重要なカテゴリーであるスポーツバイクではなおさらです。慣性モーメントが減ればハンドリング性能は向上するとされます。狙ったラインを描くのが容易になり、倒し込みも自然に、軽くできるようになります。さらにタイヤの軽量化は、バイクの車体のうちサスペンションで支えられていない部分の重量、いわゆるバネ下重量を軽減することになります。バネ下重量を減らすことは、サスペンションシステムの効率向上につながるといえます。「POWER PURE」の設計目標は、すでに十分に軽快なスポーツバイクのハンドリング性能をさらに向上させることです。タイヤを軽量化しつつ、他の分野の性能を維持または改善するという目標は、設計段階からはっきりと定められていました。そこでミシュランのエンジニアは、単に異なる技術を組み合わせるのではなく、タイヤ設計の方法論から考え直すことにしました。タイヤの構造、プロファイル(形状)、材料は、別々ではなく同時に設計されていきました。これら一連のアプローチをライト・タイヤ・テクノロジー(LTT)と呼びます。
高いグリップ力を生み出すための最新世代のミシュラン・デュアルコンパウンド(2CT)。これだけでも大きな性能的特徴ですが、ミシュランの進歩はそこにとどまりません。「POWER PURE」は軽いだけでなく、より安全で、より長寿命であることを目指しました。安全性を向上させるため、新たに開発された第2世代のミシュラン・デュアルコンパウンド技術(2CT)を採用しています。バイクを倒し込んだときでも良好なトラクションを得られるよう、この新型スポーツタイヤに高いグリップ性能を与えることを目指しました。ライダーがバイクの倒し込みを開始すると、接地面におけるソフトコンパウンドの面積率は急速に上がっていきます。これによって高いグリップが得られ、安全性が向上することが期待できます。リア用タイヤはすぐにソフト面だけが接地するようになり、路面接地形状にかかわらずグリップ力を確保することを目指しました。一方、耐摩耗性能の追求は、すべてのミシュラン製タイヤに通じる特徴です。トレッドゴムの厚みを従来製品同等とすることで、耐摩耗性能を追求しています。使用するゴムの量を変えずにタイヤ重量を軽量化するため、ライト・タイヤ・テクノロジー(LTT)が採用されています。