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エンジンオイルのベースカテゴリ分類について

エンジンオイルを構成する、ベースとなる成分が「ベースオイル」です。ベースオイルには種類があり、5つのグループに分類されています。エンジンオイルを選ぶ際は、性能の基本となるベースオイルを基準に考えるのもひとつの手。今回はベースオイルのカテゴリ分類についてご紹介していきます。

エンジンオイルのベースカテゴリ分類について

エンジンの潤滑油として、機械同士の摩擦を減らし冷却・防錆など様々な役割を持つエンジンオイル。エンジントラブルをなくし、スムーズかつ安全に車を動かすために重要な役割を担うものです。このエンジンオイルですが、どうやって作られているのかご存知でしょうか?

エンジンオイルは、「ベースオイル」と呼ばれる基本のオイルに各種の添加剤を組み合わせることで作られます。このベースオイルこそ、エンジンオイルの性能を左右すると言っても過言ではありません。エンジンオイル選びに迷った際は、粘度が同じであればベースオイルに何が使用されているか着目してみましょう。

ベースオイルは、「API:アメリカ石油協会(American Petroleum Institute)」によって5段階のグループに分類されています。グループの数字が小さいほど品質は低く、数字が大きくなるにつれて品質は上がっていきます。

表現 グループ1 グループ2 グループ3 グループ4 グループ5
- 鉱物油系 合成エンジンオイル
部分合成エンジンオイル
鉱物油
ミネラル
高度精製鉱物油
ミネラル
合成油
シンセティック
化学合成油
シンセティック
化学合成油
シンセティック
分類 - 鉱物油 合成油(VHVI) 化学合成油(PAO) 化学合成油(エステル)
部分合成油
種類 鉱物油 鉱物油 鉱物油 PAO/ポリαオレフィン 左記に属さないベースオイル
原油の処理方法 溶剤精製 水素化分解(精製) 水素化分解(精製) 化学合成 化学合成
硫黄分(mass%) 0.03超 0.03以下 0.03以下 - -
飽和成分(vol%) 90未満 90以上 90以上 - -
粘度指数 80〜119 80〜119 120以上 - -
  • ※用語解説
  • 鉱物油…自然界の原油を精製して作るベースオイル
  • 化学合成油…PAOなど、人工的に作られたベースオイル

グループ1〜3までが鉱物油を使用したベースオイル、グループ4.5が化学合成油を使用したベースオイルです。グループ3の「100%合成潤滑油(全化学合成油)」とは、鉱物油でありながら化学合成油に相当する性能の合成油のこと。 水素化分解によって鉱物油の不純物を完全に除外し、鉱物油の長所と化学合成油の性能を合わせ持ったベースオイルを作ります。

おおまかに言うと、グループ1.2が低品質、グループ3〜5が高品質のベースオイルということです。もちろん、品質が上がるほど値段も上がります。表記は各メーカーによって異なりますが、グループ2までを「鉱物油(ミネラル)」とするケースが多いでしょう。

一般的には、以下の3種類の表記が使われています。

●鉱物油系エンジンオイル(鉱物油/ミネラル)

グループ1.2を主原料としたベースオイル。コストパフォーマンスに優れ、一般的にも普及しています。

●部分合成エンジンオイル(部分合成油)

グループ2と3の混合、もしくは3を主原料としたベースオイル。価格・性能共にバランスが取れており、鉱物油と合成油の中間に位置します。毎日車を使う場合や高速道路をよく利用する場合にオススメです。

●合成エンジンオイル(100%合成油)

グループ3以上を主原料としたベースオイル。酸化安定性・低温流動性に優れた高性能なオイルといえます。ターボエンジン搭載車やスポーツ車、または車を大切に使いたい場合にオススメです。

≪まとめ≫

エンジンオイルを選ぶ際のポイントには、ベースオイルの他に「粘度」も挙げられます。粘度は硬い・柔らかいという違いにおいて性能の良し悪しはありませんが、ベースオイルにはハッキリとグレードがあるのです。コストや性能を総合的に考え、ベストなオイルを選びましょう。