セオドライト(角度測量器)の特長
角度(水平角ならびに高度角)を測定する測量機器です。

- 水平角の表示(下図①)
セオドライト上部を旋回した分だけ水平角度をデジタル表示します。 - 高度角(鉛直角)の表示(下図②)
望遠鏡を縦方向に回した分だけ高度角度をデジタル表示します。 - 建築現場などの90°を求める作業(カネ振り)に。(下図③)
角度の単位について
日本では角度の単位を(度、分、秒)で表します。
1周を360度(°)とし1度(°)の1/60が1分(’)、1分(’)の1/60が1秒(”)です。
1秒(”)=1/60分(’)=1/3600度(°)
角度の最小表示は秒で表され、数値が小さいほうがより細かい角度表示が可能となります。

トランシットとセオドライト
トランシットとセオドライトはともに「角度(水平角ならびに高度角)を測定する測量機器」ですが、トランシットは角度表示が目盛り読みのものをいいます。対してこの角度表示を電気的な方法で液晶画面にデジタル表示するものを特に電子セオドライトと呼んでいます。通常、セオドライトと言えば電子セオドライトが主流です。

工業会規格の利用
JSIMA(日本測量機器工業会)検査書発行可能なモデルがおすすめです。
(ユーザー様のISO管理などにおいて必要な書類となることが多く、また工業会の規格に準じた商品であるので安心して利用できます。)
- 倍率・最短合焦距離(m)を確認してください。
- 角度の最小表示(秒)を確認してください。
- 三脚が必要かどうかを確認してください。
ココミテvol.2より転載