31ページ目: 伝導部品

JIS規格に準拠しており、特殊加工にて最大許容荷重をUPし長寿命化を実現しました。

リーフチェーンは一般にはバランスチェーンともよばれ、プレートとピンだけで構成されているもっとも簡単な鋼製のチェーンです。JIS規格に準拠しています。

ピン・ローラに析出硬化系のステンレス鋼を熱処理硬化して使用し、プレート・ブシュには18-8SUS(SUS304相当)、クリップには17-SUS(SUS301相当)を使用したローラチェーンです。 最大許容張力はSS仕様の1.5倍です。耐食性はSS仕様より若干低下します。耐食性、耐熱性が必要で、SS仕様よりも小形化や強力伝動を行う場合に適します。 析出硬化系のステンレス鋼を使用していますので磁性があります。

軸への取りつけ、取りはずしがスパナ1本で簡単にできます。軸および軸穴への損傷がありません。軸に取り付けるときはスムーズに入り、締めつけボルトを締めることにより、テーパを利用して強固に締まるので、使用中の嵌合部分での微動摩耗がなく、軸の寿命がのびます。ブッシングに標準軸径に見合った軸穴、およびキー溝の加工を行なっていますので、使用時の加工は不要です。軸におけるプーリなど回転体の位置変更がスムーズで、心出しが簡単に行えます。

一般工業用に広く使用できます。標準ベルトは導電性を有しています。(電気抵抗値：6MΩ以下)。ベルトの片寄りを防止するために、抗張体はS撚り、Z撚りを交互に使用しています。

高伝動力が得られ設計範囲が広がります。かみかい軌道を描くベルトとプーリの合理的な歯形設計により、応力を均一に分散し歯にかかる負荷を正確に心線に伝えることができます。ベルトピッチをつめて歯数を増やすことで、一つの歯の荷重分担を少なくしてより大きなトルクを伝えることができます。騒音レベルが低くなります。かみあいがスムーズで、しかもベルトの先がアーチドトップ状になったプーリ歯面に圧接するので、ペルトとプーリのたたき音が減り騒音レベルが低くなります。ベルト寿命を伸ばします。ベルトの歯先への「テコ作用」によって発生する応力を減少させ、歯元でのクラック発生を防ぎます。ベルトの歯高さプーリ溝深さより高く、プーリ底がアーチドトップ状になっているので、ベルトが多角形になることを防ぎ、ベルトの心線の疲労が少なくなります。コストダウンがはかれます。チェーンやギヤの分野にも広く活用できますので、軽量コンパクトな経済設計ができます。また給油などのメンテナンスを不要です。

ベルトがしなやかで、小さいプーリ径で使用できます。かみあいがスムーズで、静かな運転ができます。ベルトの張りが少なくてすみ、低い軸荷重で使用できます。標準プーリはバックラッシュレスで、位置決め精度が向上します。従来のISO JISの歯形に比べ、高トルク伝達が可能です。