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蛍光灯の種類と型番の見方

夜を明るく照らす蛍光灯は現代生活には欠かせないものです。ここでは、蛍光灯の点灯する仕組みや種類、また、光の種類や品番の見方について解説していきます。

蛍光灯の仕組み

蛍光灯は電気が流れると発光しますが、その仕組みは白熱電球と少し違います。白熱電球は電球の中のフィラメントという部品に電流が通る摩擦(電気抵抗)によって発光します。蛍光灯は蛍光管の中の水銀ガスに電流が通ることで紫外線(目に見えない光)が発生します。その紫外線が、蛍光塗料が塗られた蛍光管の内側にぶつかることで、蛍光塗料が発光するという仕組みです。紫外線(目に見えない光)が蛍光塗料によって光に変換されるのが蛍光灯だといえます。なぜ、わざわざ蛍光塗料を塗っているのかというと、蛍光管の中の水銀は電球よりもはるかに効率よく発光し、強すぎる光のため、減衰や拡散をさせるために必要な手順となるからです。

蛍光灯の仕組み

点灯方法の種類

蛍光灯の点灯方法にはグロースタータ形、ラピッドスタータ形、インバーター形の3種類あります。それぞれ特徴がありますので、その詳細について解説します。

グロースタータ形

グロースタータ形はグロースタータという点灯管を使用する最も一般的な点灯方式です。スイッチを入れてから点灯まで2~3秒かかるなどのデメリットがありますが、簡単な設計で価格が安いため広く普及しています。蛍光灯はFLやFCLなどのグロー専用ランプを使い、別途グローランプが必要となります。

ラピッドスタータ形

電極予熱回路と昇圧回路が組み込まれた安定器を使用することにより、グロースタータなどを使わずに点灯させる方式です。さらに蛍光灯自体にも始動補助装置を施し、低い電圧で放電開始するように工夫されています。そのため、グロースタータが不要で、スイッチを入れると即座に点灯します。店舗やオフィスなど業務用として普及しており、蛍光灯はFLRなどのラピッド専用ランプ使います。

インバーター形

インバーター形は、電子安定器(インバーター)により商用の交流電源を一旦直流に変え、さらに高周波に変換させて蛍光ランプを点灯させます。高周波で点灯することでチラつきもなく、省エネです。グローランプは不要でFHF蛍光灯を使用しますが、価格が高いのがデメリットとなります。

光の種類

少し青みがかった白い涼しげな光色です。オフィスや事務所などでよく使われています。同じワット数であれば昼白色より明るく感じます。

昼光色

白い自然な光です。真昼の太陽の光よりも青っぽい色をしています。オフィスや一般家庭などで使われています。

昼白色

少し黄みがかった温かみのある光色で、落ち着いた印象を与える色です。事務所や工場、一般家庭で使われています。

白色

白色よりやや赤みがかっていて、自然な光となります。電球色では少し明るさが足りないと感じる時に選択されます。一般家庭のリビングや寝室で使われています。

赤みを帯びていて、白熱電球の色を蛍光灯で再現した色です。電球色は人に安らぎと落ち着きを与える作用がありますが、作業台や勉強机など明るさが必要な場所には不向きです。一般家庭のリビングや寝室で使われています。

蛍光灯の型番の見方

蛍光灯は、点灯形と管長(ワット数)が同じであれば、メーカーが異なっていても使用可能です。

  1. 蛍光灯の点灯方式です。FL(直管/グロースタータ形)、FLR(直管/ラピッドスタータ形)、FHF(直管/高周波専用形)があります。
  2. 管長(ワット数)の区分として40形(1198mm)、110形(2367mm)、20形(580mm)、などがあります。
  3. 管径(太さ)として、SS(28mm)、S(32.5mm)、H(高出力)があります。
  4. 光色として、D(昼光色)、N(昼白色)、W(白色)、WW(温白色)、EX(3波長色)などがあります。光の色はパッケージに記載があるので確認できます。
  5. ラピッドスタータ形の場合、Mという表示があります。Mがないものはグロースタータ形になります。
  6. 省電力仕様のもののみ、消費電力を表します。最後に、付加機能や各メーカーの管理や指定区分がある場合アルファベットで表記されます。PC(光触媒膜付)、NU(退色防止形)、P(飛散防止形)などがあります。

また、型番に「EX」と記載があるものと、ないものがあります。こちらの違いについて説明します。

  • ・型番に「EX」の記載あり:3波長
  • ショールームなど色合いを重視する場所に使用されます。演色性が良く、自然な色合いを再現できるので、ものの美しさを引き立てます。1波長よりも明るく長寿命です。
  • 型番に「EX」の記載なし:一般型
  • 工場など大量に使用する場所に使用されます。コスト重視な方におすすめです。
蛍光灯の型番の見方

一般的な蛍光灯でFLR40SW/M/36がありますが、

  • 点灯方式:FLR(ラピッドスタータ形)
  • 管長:40形
  • 管径:S(32.5mm)
  • 光式:W(白色)
  • 形:M(ラピッドスタータ形)
  • 消費電力:36W

となります。

蛍光灯の交換目安と取り外し方

蛍光灯は数年~10年程度使っていると黒味がかかったり、点滅したりしてきます。今からご紹介する現象が発生しましたら、早めに交換してください。

エンドバンド
アノードスポット

蛍光灯の表面に発生する黒い斑点のことをアノードスポットといいます。早期にアノードスポットが発生した場合は下記のような不適正な使用をしていることが考えられます。

  1. 点灯・消灯が頻繁である
  2. 電源・電圧が高すぎる、または低すぎる
  3. 取り付けている蛍光灯の種類が間違っている
蛍光灯の交換目安と取り外し方
エンドバンド

ランプの管端からランプ中央方向に向かって黒褐色で帯状に発生する黒化現象です。

エンドバンド

長時間点灯されずに放置されたランプを点灯した場合、点灯直後に黒ずみが発生することがありますが、これは水銀付着による黒ずみなので問題ありません。しばらく点灯するとランプの温度の上昇で水銀が蒸発し、黒ずみは消えていきます。

蛍光灯の外し方として直管蛍光灯の場合、蛍光灯を回して外すタイプ、片側に押し込んで外すタイプ、中には両側のカバーを中央に引っ張るタイプがあります。

エンドバンド

丸形蛍光灯は、ソケット(太くなっている部分)と周りの金具を外すだけで簡単に取り外すことができます。

エンドバンド

長寿命で省エネ!LED蛍光灯の特長と取替え方

従来の蛍光灯と比較して、LED蛍光灯には長寿命で省エネである、という特長があります。

  定格寿命 定格電力
従来の蛍光灯 13,000時間程度 40W
LED蛍光灯 40,000時間程度 15W(平均

LED蛍光灯なら、電力は従来の蛍光灯の半分以下、また寿命も3倍です。

LED蛍光灯に取り替えるには、蛍光灯器具をそのまま使用するか、器具ごと変えるかで作業が異なります。

今の蛍光灯器具をそのまま使用する場合
  • 工事必須タイプ
  • メリット:安定器を介さないため、LED蛍光灯に表記通りのスペックで使用可能です。
  • ※電気工事士による施工が必要です、施工は必ず電気工事店にご相談ください。
  • 工事不要タイプ
  • メリット:取り付けが容易です。
  • ※工事不要タイプは器具の点灯方式に合わせたLED蛍光灯を選ぶ必要があります。
器具にグロー球が付いている グロースタータ式
器具にグロー球が付いておらず、安定器の種類がHfマークになっている インバーター式
器具にグロー球が付いておらず、安定器の種類がHfマークになっていない ラピッドスタータ式
蛍光灯器具ごと変える

器具一体型LED蛍光灯(ベースライト)を購入してください。

また、取り付け時に感電する心配がない「片側給電方式」や、逆向きに取り付けても点灯可能な「両側給電方式」があります。

使用方法や器具を間違えると破損、もしくは故障に繋がる可能性があるため、正しく選ぶようにしましょう。