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養生テープの種類と選び方

以前は、梱包資材を止めるためにはガムテープや布テープといったものが用いられることが多かったですが、最近では養生テープが代替されることが増えてきました。本来は、搬入・搬出時に機材などで床や壁を傷つけないように、養生シートを貼り付けたり、塗装工事のときに周囲を汚さない目的で使用されてきました。しかし、養生テープの特性がさまざまな目的に合致していたため、今日ではより幅広い目的で使用されるようになったのです。

養生テープとは

養生テープとは、ポリエチレンクロスや合繊布を素材として使用した接着力のあるテープです。ビニールテープと違い手で簡単にきれいに切れることや、紙製のガムテープと違い、テープの上からでも貼れることから、養生目的だけでなく幅広い業種で使用されています。とくに引越し関係の仕事では、従来のように家具や室内を傷つけないための養生目的から、引越し用のダンボールの蓋止めまで、いろいろな場面で使用されています。

養生テープは、テープの幅や色、特長などから選ぶことができます。どのような場所で、何のために使用するのかを考え、目的に合ったアイテムを選ぶことが重要です。

 

幅から選ぶ

養生テープには、もっとも狭い幅のもので15mmほどのものから、広いものでは150mmサイズのものまで用意されています。狭いものは、工業製品の一部分を覆うことで、湿気や汚れなどを防ぐ目的などに使われます。一方で、幅の広いサイズのものは、屋外での養生シートの仮止めなどに使用されることが多いです。

25mm

25mm幅の養生テープは、おもに機械部品の一部や、移動時に収納ケースのふたを押さえるといった目的で使用されます。

50mm

50mm幅の養生テープは、もっとも一般的に流通しているサイズで、布テープやクラフトテープの幅と同じになります。段ボール箱の押さえや、養生シートの取り付けなど広い範囲で使用されています。

100mm

100mmの養生テープは、養生シートなどをしっかり固定する必要がある場合に用いられます。粘着力が強いものが多く、屋外での使用に適したものが多いことも特長です。

25mm
25mm

50mm
50mm

100mm
100mm

 

色から選ぶ

養生テープには、定番色のグリーンやオフホワイトのほかに、ピンクやブルーといった色も用意されています。業務内容によっては、仮止めしたテープ部分がすぐに分かる方がいい場合もあり、その場合は、視認性にすぐれた明るい色を選ぶといいでしょう。

色から選ぶ

色から選ぶ

色から選ぶ

色から選ぶ

 

粘着タイプから選ぶ

養生テープは粘着力の強さによっても選ぶことができます。紙などに貼ってもあとが残らない程度の弱粘着から、一般的に使用される中粘着、屋外でも使用可能な強粘着などがありますから必要に応じて使い分けることができます。

弱粘着タイプ

特殊粘着剤を使用していて、粘着力が弱いわけではありませんが、はがしたあとの糊残りが少なく作業性が良いことが特長です。仮止め・引っ越し養生などに使用されます。

弱粘着タイプ


中粘着タイプ

一般的に使用される中粘着は、粘着力が強く糊が残りにくいタイプです。主には、床養生などに使用されます。

中粘着タイプ


強粘着タイプ

強粘着タイプの養生テープです。耐候性、耐水性にも優れ、建築物・塗装養生に用いられます。

強粘着タイプ

 

特長から選ぶ

養生テープは、簡単に貼ってはがせる事が特長ですが、他にも「両面タイプ」「屋外使用可」「耐性タイプ」といった特長からも選ぶことが可能です。

両面タイプ

両面ともに粘着剤が付いている養生テープです。養生シートなどを壁や床に固定したり、カーペットを床に敷いたりする際にも利用されます。

両面タイプ

屋外使用可

特殊な粘着剤を使用し、アスファルトやコンクリートといった凸凹面の多い素材にも吸着する養生テープです。耐熱性にもすぐれ、アスファルトの熱でも収縮しません。

屋外使用可

耐性タイプ

養生テープの中には、耐候性、耐水性、耐薬品性、耐湿性、耐熱性といった特性を持つものもあります。それぞれの特性を利用することで、屋外や高温多湿の環境、水回りといった現場でも問題なく養生することが可能です。

耐性タイプ

 

まとめ

養生テープは、サイズ、色、特長などから選ぶことができますが、購入する際は、まず特長に注意して選ぶことが大切です。使用したい環境に合った特長を持つ養生テープを使用することで、作業効率の向上や安全性が高まるのです。